
ホロライブ1期生ライブが本日開催
本日、5月28日(金)に開催されるホロライブ1期生(夜空メル、アキ・ローゼンタール、赤井はあと、白上フブキ、夏色まつり)のデビュー3周年記念ライブ『hololive 1st Generation 3rd Anniversary LIVE「from 1st」』。【座談会前編】ホロライブ アキロゼ&白上フブキ&夏色まつりが語る初の1期生ライブ「やっとだ! ついにできる!」
ライブ開催に先駆けて、1期生初のオリジナル曲「Plasmagic Seasons!」もデジタルリリース。初めての1期生ライブに向けて、ファンたちの期待と熱気も高まっている。
アキ・ローゼンタール(アキロゼ)、白上フブキ、夏色まつりの3人による座談会の後編では、前編の話題の続きの他、新曲「Plasmagic Seasons!」の印象や、お気に入りのライブグッズなど、より具体的に『from 1st』に向けての思いを語ってもらった。
応援してくれるみんなのためにも、自分が変わっていくしかない
──デビュー当時のフブキさんの印象とその後の変化について、アキロゼさんとまつりさんからお伺いできますか。まつり フブキは、デビューした頃と一番違うと思うよ。
フブキ うん。自分でも思うけど、全然違う!
まつり 変わらないところももちろんあって。フブキは真ん中に立つ人だなってことは、当時から変わらず思っていて。同期だからではなく、いちリスナーとして見に行きたくなるようなクオリティの高い配信をやっていることも、昔からずっと変わりません。変わったなって感じるのは、いい意味で自分を出すようになったこと。初配信の時って、フブキは恥ずかしがって画面の下からしばらく出てこなかったんですよね。たしか、5分ぐらい出てこなかった(笑)。
それに当時は、緊張したら噛んじゃうくらいの緊張しいだったんですけど、今は超早口でオタクトークを炸裂させるじゃないですか。きっと配信をやっていくうちに自信とかがどんどんついてきたんだと思います。
アキロゼ フブキちゃんは初配信から本当に可愛くて。
あと、自分の好きなものに対して見せる熱量が、デビューした頃を80%だとしたら、今はもう1000%くらい(笑)。そういう熱い気持ちや姿勢は、リスナー目線でも見ても同期目線で見ても、カッコいいなって。デビューした時から今でも変わらず、本当に尊敬していて憧れるVTuberの一人ですね。

──フブキさん自身も、デビュー当時に比べて自分をより出せるようになってきたという感覚はありますか?
フブキ めちゃくちゃありますね。やっぱり、経験の積み重ねが大きいのかなと思います。運営さんがいろいろな案件を任せてくれるようになったりすると、恥ずかしがってなんていられないし。応援してくれるファンのみんなのためにも、どうしたらいいのかなって考えたら、自分が変わっていくしかないなって。
「Plasmagic Seasons!」は、みんなの要素が入ったエモい曲
──初めての1期生オリジナルソング「Plasmagic Seasons!」について、お気に入りのポイントなどを聞かせてください。フブキ 5人みんなの要素が入っていて、めちゃくちゃエモい曲ですよね。最初に「この曲です」って、運営さんからデモを渡された時に「もうこれ完成してるじゃん!」って思いました。「こういう曲がいいです」っていう自分たちの意見も取り入れてもらえていたし、作ってくださった方がホロライブのことを大好きでいてくれることが伝わってきますよね。めちゃめちゃいい曲だし、ありがたいなって思いました。
──5人それぞれのパート分けも凝っていますよね。大サビの<またとないこの世界を>というフレーズをアキロゼさんがソロで歌っていますが、ここはやっぱりこだわりのポイントですか?
アキロゼ やっぱりそこは、いただいた見せポイントのひとつなのかなという気持ちはあって。ライブの時には、どうやって歌おうかなって考えています。配信されている音源のレコーディングの時には、1期生のみんなのことを思い浮かべながら、「4周年に向けても頑張りたいよね」みたいな気持ちを込めて歌ったつもりです。
まつり あそこのパートって、みんなが繋がっていく感じがあってすごくいいよね。まつりとフブキが歌って、メルメルとはあとちゃんが歌って、アキロゼが歌ってみたいな感じに繋がっていくからすごい好きだなって。
──「Plasmagic Seasons!」の他にも、ライブで楽しみにしてほしいポイントや、頑張って練習していることなどを教えてください。
フブキ 今までのホロライブのライブとは、見せ方がまったく違うライブになっていると思います。ダンスにもフォーメーションがあったりして。そこは練習も頑張っているところなので、注目してほしいです。
アキロゼ 今までのライブだと人数もいっぱいいるし。フォーメーションを変えたりすることがあまりできなかったんです。でも、今回はどうしてもやりたくて、「フォーメーションチェンジを入れてほしい」ていう要望をわりと強めにお願いしました(笑)。かなりカッコいい感じに見えるんじゃないかな。それに、ステージもすごくいいですね!
まつり まつりも、ダンスのフォーメーションを見せられることが一番嬉しいです。あと、「Plasmagic Seasons!」とかの5人全員で歌う曲に関して言えば、誰か一人がセンターとかにはなってなくて。みんなが主役のライブになっているので、誰のファンが来ても同じくらい満足して楽しめると思います。
──このライブは当初、オフラインの有観客ライブとして、会場(EX THEATER ROPPONGI)で開催される予定でした。しかし、新型コロナ感染対策として緊急事態宣言が再発令されたことにより、SPWN上での完全オンラインライブに変更されています。その変更によって意識することが変わったりもしましたか?
まつり もともと、オフラインとオンラインの両方で見られるライブの予定で、その時からオンラインで見ても満足度が変わらないようにしたいとは思っていました。それは、まつりだけじゃなくて、みんな同じ気持ちだったと思うし、内容的には「オンラインライブになっちゃった」ってがっかりするところはないと思います。
アキロゼ オンラインだけになっちゃう可能性があることも最初からわかっていたので、オンラインでも最高のライブを見せることを最初から意識していました。もちろんオフラインでも見られたら、それはそれで楽しかったと思うんですけど。逆に完全オンラインになったから、オフで見たかったのに会場が遠かったりチケットが当たらなかったりして、「現地に行けなかった……」って残念に思う人もいない。みんな一緒に同じものを見られるという良さもあると思います。
フブキ 正直、白上はオフラインでやる気満々だったから悔しいし、会場でみんなの声が聞きたかったなという気持ちはあるんです。でも、文字でも気持ちは届くので! ぜひいっぱいコメントをお願いしますね。私たちの方も、ライブ中、「コメントでも盛り上がってー!」といった声掛けとかはどんどんしていきたいです。それに、ありがとうという感謝の気持ちとかは、オフラインでもオンラインでも変わらない。
ライブもグッズも運営さんと1期生みんなで作り上げた
──『from 1st』のライブグッズが現在、受注販売受付中です(6月6日23時59分まで)。特に推しなグッズがあれば、教えてください。
フブキ 私はタペストリー(from 1st B2 タペストリー)ですね。このイベントのキービジュアルとして、郵便屋さんイメージの1期生をさくらしおり先生が描いてくださっていて。それが本当に可愛いんです! 「いつかこの衣装を着てくれないかなー」とか、「1期生5人の揃いの衣装いいなあ」とか思ってもらえるはず。あと、パンフレット(from 1st パンフレット)もおすすめです!
まつり パンフレット、めちゃくちゃいいよね。メンバーのこれまでのこととか、深いことまで知れるし、相関図とかもあったりするので。
──5人全員のことを知らないファンの方とかが読めば、全員のことが知られるようなパンフレットなのですか?
まつり そうですね。あと、推しの子に関しても「知らなかった!」って思うようなことがあるのかなって思います。
アキロゼ アキロゼも、タペストリーがめちゃめちゃ推しですね。いただいたサンプルを一足早く部屋に飾っています(笑)。もう一つ、別のグッズをすすめるなら、「from 1st アクリルジオラマ」です。ライブステージに立ってる1期生のグッズなのですが、メンバーの順番を入れ替えたりできるんです。
まつり アクリルジオラマは、実はまつりが提案したんです。お買い物している時に、こういった形のグッズを見つけて。「これええやん」ってなって、すぐにマネージャーさんに連絡しました。運営さんって、いいなと思ったことはなんでも取り入れてくれるんですよ。イラストレーターさんとかも、メンバーの方から「この人にお願いしたいです」って伝えたりしていましたし。ライブ自体もそうですが、本当に運営さんと1期生みんなで作り上げたので、言ってしまえばどのグッズもおすすめです(笑) 。

──メンバーの思いがこもったグッズだと、ファンにとっては、より貴重なものになるでしょうね。
フブキ これはグッズのことに限らずライブ全体についてもそうなのですが、私たちが提案したことを全部「検討します」と考えてくれて。ちゃんと応えようとしてくれるから、自分たちももっと頑張ろうと思えたし、より積極的に自分の意見を言うようになったと思います。
まつり 何に関しても意見を聞いてくれるのが、本当にすごく大きい。
フブキ いろいろな相談や提案をする中で、結果的に「難しいです」と言われることはあったかもしれませんが、「ダメです」と言われたことは一度もなかったです。必ず検討してくれて、「この範囲ならできます」とか「こういう形はどうですか?」とかの提案もしてくれる。そういうやりとりがしっかりできたので、準備も楽しかったです。
アキロゼ セットリストとかも「これでやってください」と言われるのではなくて、メンバーが歌いたい曲とかの希望を聞いてくれて。「では、このメンバーでこの曲はどうですか」みたいな提案ももらいながら、みんなで考えていきました。
──1期生のメンバーだけでなく運営さんも含めた3年間の積み重ねが詰まっているライブなんですね。
フブキ 本当にそうですね。
「アキロゼ、輝いてるよー!」ってコメントしてください
──ファンの皆さんに何かお願いしたいこと、予習しておいてほしいことなどはありますか。まつり まつりのソロ曲は「あの曲」なので、みんな盛り上がってもらえたら嬉しいな。
──「あの曲」ですか(笑)。
まつり はい。みんなは、わかってるよね(笑)。
フブキ 私のソロ曲は「あの曲」ではないんですけど、オタクならみんな大好きな「あの曲」なので、コメントに台詞とか雄叫びをいっぱい書いてほしいです。
──「あの曲」じゃないことはわかりましたが、「あの曲」は候補が多くて迷いますね。
フブキ たぶん、オタクならみんなが知ってる曲だと思います!
アキロゼ アキロゼは、今までにオリジナルソングを2曲、出させていただいてるんですけど、1曲目は民族調の曲で、盛り上がるというよりは静かに聞いてもらう曲だったんです。でも、2曲目に出した曲は、ノリノリで聞ける曲。ただ、まだコールがないんですよね。だから、このインタビューを読んでくれている人は、「アキロゼ、輝いてるよー!」ってコメントしてください(笑)。
──では、改めて『from 1st』に向けての意気込みをお願いします。
アキロゼ やっと3周年で、初めての1期生ライブができるということで、準備とかは大変ですけれど、楽しみながらやっているし、本番も楽しみですごくワクワクしています。1期生として歩んできた、この3年間という時間で感じてきた「ありがとう」と、「これからもよろしくね」という気持ちを皆さんにしっかり伝えたくて、みんなで話し合いながら準備してきました。ライブ当日も頑張ります。
まつり 今回のテーマは「お手紙」で、キービジュアルも郵便屋さんをイメージした衣装の私たちを描いてもらいました。今、アキロゼも言ってくれたような自分たちの気持ちを、歌やダンスで表現して届けられたなって思っています。普段、あまり集まらない1期生だけど(笑)。集まった時の団結力は、ダンスの揃い方とかで伝わるだろうなということは、レッスンの中ですでに感じているから、ファンの人たちにも伝わるはず。もしかしたら「1期生の中でも、〇〇ちゃんはあまり観たことない」って人もいるかもしれないけど、そういう人でも見てもらえたら「これは1期生、箱推しありだな」ってなるんじゃないかな(笑)。自信を持って、お届けしたいなと思っています。
フブキ これまで頑張ってきた練習の成果を、みんなで100%以上出せるはずだし、後方腕組みおじさんの白上としては、絶対に盛り上げるぞというみんなの熱量も感じています。それがファンのみんなにもしっかり届いて、一緒に盛り上がってもらえたらいいですね。こんな情勢の中でも、楽しく輝いているものはあるんだぞという気持ちでやります!
配信情報
【配信チケット】¥5,000(税込)【購入可能期間】2021年4月7日(水)22:00〜2021年6月28日(月)23:59
※生配信直後からアーカイブ視聴可能となり、2021年6月28日(月)23:59:59まで何度でも視聴可能
※2021年6月28日(月)23:59:59を過ぎると、タイムシフト視聴中でも視聴できなくなります
【チケット購入URL】https://virtual.spwn.jp/events/21052801-hololive-from-1st
イベント公式サイト
https://from1st.hololive.tv/(C)2016 COVER Corp.
丸本大輔
フリーライター&編集者。瀬戸内海の因島出身、現在は東京在住。専門ジャンルは、アニメ、漫画などで、インタビューを中心に活動。「たまゆら」「終末のイゼッタ」「銀河英雄伝説DNT」ではオフィシャルライターを担当した。にじさんじ、ホロライブを中心にVTuber(バーチャルYouTuber)の取材実績も多数。
@maru_working