Creepy Nuts・DJ松永、相方・R-指定との「スタッフ対応格差」「コミュ力」を語る

DJ松永、『考えすぎちゃん』でR-指定とのスタッフ対応格差語る

DJ松永(Creepy Nuts)が、Paraviで配信中の『考えすぎちゃん』に出演。相方・R-指定(Creepy Nuts)が持つ“能力”について語りつつ、それによってコンビ間でもスタッフの対応に大きな差が生じていることを告白した。

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動画配信サービスParavi独占コンテンツであるこの番組は、元テレビ東京プロデューサー・佐久間宣行氏がプロデュース。ファーストサマーウイカ、岡部大(ハナコ)、DJ松永の3人がMCを務め、毎回Paraviのおすすめコンテンツを紹介しながら、1つのテーマを元に「考えすぎる」トークバラエティ。

「自分に欲しい他人の能力について考えすぎちゃん」と題された#17・#18では、TBSテレビの人気ドラマ『SPEC 〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』のテーマにちなみ、「自分に欲しい他人の能力」について話を繰り広げた。

『SPEC』といえば、特殊能力(SPEC)を持った犯罪者たちに戸田恵梨香、加瀬亮ら演じる刑事たちが立ち向かっていくSFミステリードラマ。芸能人、そしてドラマプロデューサーも、ある意味自分たちの“特殊能力”を武器に活躍する仕事。隣の芝生は青く見えるというが、はたして他人の能力は、どこまで羨ましく見えるものなのか……。

Creepy Nuts・DJ松永、相方・R-指定との「スタッフ対応格差」「コミュ力」を語る

「どんなに疲れてもタクシー運転手と盛り上がる」R-指定のコミュ力

「あの人の能力が欲しい、と思うことは?」という質問に、「山のようにあるね」と松永。とくに「身近な人とかに感じちゃいますね」と言い、相方・R-指定の名前を挙げる。

「どんなに疲れていても、タクシー運転手さんと話が盛り上がってるんですよ。めちゃくちゃ(話を)聞いて、運転手さんを気持ちよくさせて、めっちゃめちゃ盛り上がって……」と松永。「普通だったら眠たかったりとかするし、携帯触りたかったりとかするんですけど、アイツは全力で聞いて、全力でリアクションして。で、運転手さんが気持ちよくなったところで(タクシーを)降りていく」のだという。

言葉と話のプロとはいえ、連日飛ぶ鳥を落とす勢いの音楽活動やメディア出演で消費する体力は、おそらくかなりもの。
普通であれば疲れて人と話す気力もなさそうに思うが、それでも人と積極的に話をするというのは、まさに才能というほかないだろう。スタジオでも驚きの声が上がり、佐久間も思わず「ライブじゃん、もう!」と唖然とする。

さらにR-指定は「出待ちとかも全部綺麗に対応している」と松永。一方、自身については、「俺は全部無視したいんです。一切俺に触れるな、来るなと思うし、(タクシーの)運転手さんも全部無視してるし……」と、これまた両極端の対応を語る。疲れ切っている状態ではそれも無理はないか、と感じつつ、なおさらその状況でも社交的であることを忘れないR-指定のスゴさが際立っていた。

Creepy Nuts・DJ松永、相方・R-指定との「スタッフ対応格差」「コミュ力」を語る

スタッフの対応にも“格差”が…「人望の差がどんどん開く一方」

そんな人間力のおかげで、「どんな現場に行ってもスタッフさんと仲良くなってる」というR-指定。「けっきょく、人望の差がどんどん開く一方なんですよ」と松永は語る。「コンビの場合は芸人同士が飲みに行くことはないから、結果スタッフもどっち(に付く)かに分かれてく」と佐久間。「いまそうなったら、(大)事だよね?」との言葉に、松永は「もう(大)事です。もう取り返しがつかないですけど……」と返し、スタジオに笑いが起きる。

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Creepy Nuts・DJ松永、相方・R-指定との「スタッフ対応格差」「コミュ力」を語る

「ほとんどスタッフはRの前に集まって、俺がひとりでポツンと携帯を触っていることが多くて……」と松永。「Rとしゃべってるとき、俺としゃべってるときで全然笑顔の差が全然違うんですよ」と、スタッフの対応格差を訴える。
「Rのとき、めちゃめちゃニコニコしながら身の上話とかもしてるんですけど、俺のときは……」と松永。“真顔”を見せて状況を再現するが、「(それは)R-指定がニコニコしてるからでしょ?」とウイカにツッコまれる。

成長のカギは「サトミツ断ち」?

「学生時代もそういうタイプだったってことはない?」と尋ねるウイカに、「浮いてた、すごい……」と松永。「学生時代と同じこと繰り返してるんだよ?」と佐久間にツッコまれると、ギュッと目をつぶり、痛いところを突かれたという表情で、「いや、そうなんスよ……」と困り顔を見せ、「けっきょく、景色が変わっただけで、構造は一緒なんですよ」と語る。

「でも、若林(正恭)くんとかは、努力して克服した感じがするよ」と佐久間。松永は「いや…… 努力とか……」と目を見開きながら、「けっこうしんどいけど、やるってことですよね」と、納得の表情を浮かべる。そんな松永に佐久間は「(スタジオの)前室でしゃべるところから始めたら?」と提案するが、松永は現在出演中の『有吉ゼミ』(日本テレビ)の前室での様子を挙げる。

「博多華丸・大吉さんとか、矢作兼(おぎやはぎ)さんとか、坂上(忍)さんがこう、ワーッとしゃべってて、めっちゃ離れたところで俺とサトミツ(佐藤満春)さんがしゃべってる」と松永。芸人であり、オードリーの放送作家も務める佐藤との会話に終始しているという様子に、思わず佐久間は「サトミツから抜け出さないと!」とツッコミを入れる。

Creepy Nuts・DJ松永、相方・R-指定との「スタッフ対応格差」「コミュ力」を語る

「若林さんは“サトミツ断ち”したんですよ」と言う松永に、「(佐藤は若林にとって)補助輪なの?!」とウイカ。「サトミツさんと一緒にいるとすごい楽なんだよな……」としみじみ語る松永だが、「サトミツがいる現場ばっかりじゃないからね? サトミツはどこにでもいるわけじゃないからね?」と佐久間に本気で諭され、「ホントに…… こんな甘えたこと言っちゃダメなんです……」と肩を落とすのだった。

SNSでは、「Creepy Nuts出待ちの対応まじで神対応なの知ってるけど、松永さんそんな風に思ってたんかいww」「松永さんのトーク、まんま自分で喉がグッて詰まった」「私は松永さん側の人間だから、Rさんのコミュ力・ワードセンスに惹かれるんだな」と感心の声が上がっていた。

番組概要

Paravi独占配信
『考えすぎちゃん』
出演:ファーストサマーウイカ、岡部大(ハナコ)、DJ松永、佐久間宣行
番組サイト:https://www.paravi.jp/static/kangaesugichan/

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Writer

天谷窓大


ライター・構成作家。エンタメ媒体で芸能人インタビューを多数行うほか、音声配信アプリを主戦場にラジオ番組の企画構成を手掛ける。焼き芋アンバサダー・熱波師としての顔も。著書に「サラリーマンは早朝旅行をしよう!平日朝からとことん遊ぶ『エクストリーム出社』」(日本エクストリーム出社協会名義、SB新書)

関連サイト
@amayan
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