
株式会社TOKIO設立、長瀬智也の旅立ち…
「よくわからないけど、Twitter始めてみました〜。 これで合ってるんですかね?」3月25日、突如Twitterに降臨したTOKIOの国分太一。瞬く間にシェア&フォローされ、約5時間でフォロワー数が5万人を突破。
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4月6日には背景画像をどれにしようかと4つの画像を投稿。ツタ、徐行、ロゴ、社長の4択で投票を募り、84.1%と圧倒的得票数で社長=城島茂の画像に決定。7日に国分は「背景画像こうなっちゃいましたか〜みんなのリーダーへの愛情には勝てません。」とツイートした。彼らの変わらぬ人気は、SNSの数字からも伝わってくる。

かねてから発表されていたように、2021年3月31日で長瀬智也がジャニーズ事務所を退所し、城島茂、国分太一、松岡昌宏の3人は株式会社TOKIO。を設立、新たな道を歩み始めた。
長瀬の旅立ち
偶然にも『TOKIOカケル』(フジテレビ系)の放送が3月31日と、長瀬にとってTOKIOとしての最後の出演になった。2月24日放送回では、親友・長瀬のために堂本光一が緊急出演。直談判したと堂本が語ると、「番宣ないの」と長瀬がフォロー。国分も「そのわりに3年半(ぶりの出演)は遅いって!」とツッコミを入れていた。出演の経緯について堂本が「今年から、株式会社TOKIOに変わるじゃないですか…」と切り出すと、すかさず「入る?」と国分。
31日の放送も、長瀬の卒業でありながら新しいセットでの収録と、ツッコミどころのある微笑ましい展開。「4人っていうのもなかなか新鮮なんだよね」と長瀬。松岡も「ゲストいないんだもんね」と続け、ガリガリと手動のコーヒーミルのハンドルを回していた。
ガリガリ……粉砕音がするなか、長瀬が「俺さ、最後くらい普通にスーツ着てやりたかんたんだけどさ(笑)、なんでキャンプになっちゃったのよ」笑顔でこぼした。胸がいっぱいになりながら放送を待っていたのだが、涙が乾きはじめるほど、いつもと変わらない雰囲気だった。まるで「ちょっと所属が変わるだけで、大したことじゃない」「これからも続いていくんだからさぁ」と言わんばかりのフランクな姿勢だ。
総集編の映像を経て、最後に長瀬から挨拶。「本当に長い時間お世話になりまして」と切り出し、TOKIOと『TOKIOカケル』の番組は続くことを踏まえ、「1人分のギャラがなくなった途端、急にね。こっち(セット)に回ったっていう」と間接的なスタッフいじりと笑いを盛り込みながら語った。
「TOKIOというグループだから、こういう力の抜けたトークとか世界観が…そういう世界観に浸れたんじゃないかなという風に思ってます。えー、僕もこれからテレビの前で、この番組を観たいと思ってますので、みなさんもぜひ、引き続き『TOKIOカケル』とTOKIOをよろしくお願いします。
4月1日からの株式会社TOKIO
「自己紹介代わりになる動画を制作しました」と、4月1日に公式サイトで社長の城島、副社長兼企画担当の国分、副社長兼広報の松岡の3人が登場する動画を公開した。大きな切り株に刺さった斧、スーツ姿で颯爽と歩く3人。胸ポケットに手をかけたところで映像がスイッチ。次々と場面が変わり、車で福島方面へと移動。作業着に着替えた3人は、慣れた足取りで山林へと入っていく。大きな樹木に手を添え、目を閉じるーーチェーンソーの電源を入れて伐採。これまた手慣れた様子で木材を加工し、木製の名刺を完成させた。約2分ほどの映像の最後には、3人が木製名刺を差しだして、笑顔をみせたところで終わっている。
「汗をかいて。手を働かせて。
音楽活動はTOKIOというグループがやる、と分けた上で「株式会社TOKIOっていうのは、裏TOKIOじゃないですけど、アイドルとかタレント業務ではない、復興の問題とか農林水産とか」と、社会貢献活動を主軸にお役に立てたらと、謙虚に語った。また、「もともとTOKIOは誰かを応援したがるグループ、応援したがりでもあるんですけど、いろんなことをやっていきたいな」。光があたってなくておもしろいものがあったら、教えてほしいと語った。
ジャニーズでは、歌とダンスのパフォーマンスで魅了するグループが多い中で、バンドスタイルで成功したTOKIO。2014年7月にはジャニーズ初となる夏フェスに参戦と快挙を成し遂げたことも。
また、『ザ!鉄腕!DASH!!』では、DASH村での農業にはじまり、無人島の開拓、船舶免許やフォークリフトなどの実務に必要な資格を多数取得してきた。ラーメン作りも、麺につかう小麦粉にこだわるあまり、小麦栽培からはじめたり、塩も塩田からつくってみたり。

今後も、これまでと同様に教わりながら学び、自ら手を動かし、時には失敗をするかもしれないが、失敗を糧に挑戦を続け、必ずや形にしていくのだろう。
TOKIOのスタイルはいわゆる“王道”のアイドル路線ではなかったが、これまでたくさんの人を笑顔にしてきた、れっきとしたアイドルだ。彼らが年齢を重ねてもなお、道なき道を行こうとする姿勢、新たな挑戦をしようというその心意気がカッコいいではないか。そして、3人が並ぶ写真に一人分の空間。きっと彼を交えての活動も考えているのだろう。
これまでと変わらず、社会貢献をメインにした取り組みを行っていくようだが、枠組みにとらわれない方法で、TOKIOにしかできない活躍をみせてくれるに違いない。今後、会社の事業記録にどんな項目が並ぶのか、活躍が楽しみだ。
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柚月裕実
Web編集/ライター。ジャニヲタ。アイドルがサングラスを外しただけでも泣く涙腺ゆるめな30代。主にKAT-TUNとNEWSですが、もはや事務所担。
@hiromin2013