
井ノ原快彦と、なにわ男子の道枝駿佑が親子役を演じた映画『461個のおべんとう』の配信がdTVでスタートした。
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本作の原作は、結成30年を超える人気バンドTOKYO No.1 SOUL SETの渡辺俊美によるエッセイ『461個の弁当は、親父と息子の男の約束。
井ノ原快彦が演じる父親・鈴本一樹は、Ten 4 The Sunsのギターボーカルを務める生粋のバンドマン。生活のすれ違いから、息子が15歳の時に妻と離婚してしまうが、「父さんの弁当が食べたい」という息子のリクエストに応え、「毎日お弁当を作る!」と約束する。
井ノ原は、実際に料理に挑戦しながら、慣れないお弁当作りに奮闘する一樹を好演。多くを語らない自由人であるがゆえに誤解されやすい一樹を、自然体な魅力で演じている。
さらに、KICK THE CAN CREWのKREVA、芸人のやついいちろうという豪華キャストが揃ったバンドTen 4 The Sunsとして、歌声とギターも披露。リアルなライブシーンは必見だ。
そして、その息子・虹輝を演じるのが道枝駿佑。中3の時に両親が離婚して中学受験に失敗するも、高校進学を決めて1年後に入学。両親との確執や、1歳年下のクラスメイトたちとの関係など、さまざまな悩みを抱える虹輝を繊細な演技で表現している。
また、エンドロールでは、親子揃ってのデュエットも。Ten 4 The Sunsの楽曲を含め、劇中歌を担当したのは、原作者の渡辺俊美。物語を優しく彩る名曲もじっくり堪能できる。