
女優の土屋太鳳が14日、自身のインスタグラムを更新し、9日に放送されたテレビ東京の番組『池上彰×土屋太鳳 昭和100年』で訪れた端島(軍艦島)の写真をシェアした。
東京は暖かくなり、春の訪れとともに花粉の季節もやってきたことを伝えた土屋は、番組で訪れた端島での印象深い瞬間を振り返る。
「端島に向けて海を走っていた時は、ドラマで描かれた朝子のように自分がどういう気持ちになるか想像がつきませんでした」と、日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』の役作りをした際の心境を回想。
実際に端島に到着した瞬間、予想以上の感動が土屋を包んだという。「前回、役作りのためにプライベートで訪れた時よりも全く違う感覚に包まれたんです」「ふるさとのはずはないのに、もう人は住んでいないのに、あの場所は、ふるさとでした」と綴り、端島が持つ独特の温かさに心を打たれた様子を明かした。
端島について、「多くの人にとって端島は昭和そのもののふるさとであるかもしれない」と感じたといい、訪れることで「日本を支えたたくさんの方々とご家族に出会えたような気がしました」と、その土地に息づく人々の温もりに触れたと述べた。
また、自然の力とともに、端島での技術や精神が持つ圧倒的な魅力を再確認し、「今の時代ではできないかもしれない、テクニックだけでは表現できない何かがあった」とその独自性を強調。「その姿をもっと伝えたい」と熱い想いを込めた。
演技と現実の違いについても触れ、「演技は現実を超えることはできないけれど、現実の場所や人々が演技を受け入れ、包んでくださることは多い」とし、今回の旅でそのあたたかさを改めて感じたことを感謝の気持ちを込めて伝えた。
【関連記事】
端島ロケのオフショット この記事の「土屋太鳳」の画像を見る
土屋太鳳、東日本大震災から14年の思いを綴る「心の花が咲きますよう」
土屋太鳳、「ずっと会いたかった人」 池上彰のテレ東特番に出演へ
【参照元】
土屋太鳳オフィシャルインスタグラム