土屋太鳳、アカデミー賞授賞式で映画『八犬伝』の伏姫に込めた思いを衣装に反映
土屋太鳳オフィシャルインスタグラム(@taotsuchiya_official)より

女優の土屋太鳳が、先日行われた日本アカデミー賞授賞式での衣装について、インスタグラムで自身の想いを綴った。映画『八犬伝』で演じたキャラクター、伏姫の新しい女性像を大切にし、その精神を衣装選びに反映させたという。


「玉梓や船虫はエキセントリックに見えるけれど、誰かに頼っているという点で新しい女性像ではないと思う」と綴り、「伏姫は儚く描かれているけれど、『誰にも頼らず自分で生き方を決めた』という点で、現代にも通じる新しい女性像ではないかと思います」と続けた。伏姫の強さと独立心を表現するため、土屋は普通の帯ではなく帯ベルトを選び、着物の下にはドレスに使うチュールを合わせることでその意図を示した。また、TASAKIのジュエリーがその時代を超えた力を授けてくれたことにも触れた。

さらに、衣装の細部にも深い意味が込められており、半襟が左右で異なるデザインは映画『八犬伝』のテーマ「虚と実」を表現しているとのこと。そして、帯に挿した輪島塗のかんざしには、昔のお姫様が懐刀を持っていたイメージを込め、決意と願いを表現した。

土屋は、能登が大きく揺れた日から、自分にできることを見つけて取り組みたいと考えていたが、事務所の許可が必要であることや郵便物の遅延などで、行動に制限があることに対する切なさや悔しさも感じているという。また、NHKスペシャル『椀(わん)をつなぐ 輪島塗 職人たちの歳月』で描かれた輪島塗職人たちの日々についても触れ、状況をさらに知りたいと意欲を示した。

最後に、「この衣装に込めた思いは、これからも忘れることなく心がけ、目指していきたいと思います」と締めくくり、衣装やアクセサリーを提供したブランドにも感謝の気持ちを表した。


【関連記事】
キリッと艶やか! この記事の「土屋太鳳」のすべての画像を見る
土屋太鳳、山崎賢人との"けんたお"ショットを公開「目を合わせてニヤリと出来る友達」
土屋太鳳、草笛光子との再会に感激「希ちゃんも本当に嬉しかった」

【参照元】
土屋太鳳オフィシャルインスタグラム

編集部おすすめ