藤井道人監督、新作映画『港のひかり』をインスタで発表 舘ひろし主演で北陸・能登半島を舞台に
藤井道人オフィシャルインスタグラム(@michihito_fujii)より

映画監督の藤井道人がインスタグラムを更新し、新作映画『港のひかり』の発表を報告した。

藤井は「新作映画『港のひかり』が発表になりました」と切り出し、2022年に急逝した河村光庸プロデューサーの企画である今作について「自分の人生においてもとても意味のある作品になりました」と明かしている。


本作は「『自己犠牲』をテーマに描かれる」とし、『ヤクザと家族 The Family』以来、常に気をかけてくれていた舘ひろしを主演に迎え、北陸・能登半島の美しい景色と地元の人々の協力によって完成したと記している。

また、「木村大作さんとの共同作業も、発見と勉強の連続で、沢山の偉大な背中を見せていただきました」と振り返り、「ロケーションへの敬意、撮影現場での情熱、そして何より映画への愛。そのすべてが、デジタルによって便利に、そして簡易になった現代へのメッセージともとれる大作さんの哲学を感じました」と、撮影現場での体験について述べた。

撮影は35mmフィルムで行われ、「モニターのない撮影現場のスタッフ、キャストの集中力は凄まじく、『先輩たちは、この集中力の中で映画を作っていたのか』と圧倒されました」と、その緊張感も伝えた。

そのうえで、「大作さんはじめ、美術の原田満生さん、音楽の岩代太郎さんなど、日本映画を代表する先輩方と若輩者の藤井組が一つの集合体となり、『港のひかり』を作れたこと、誇りに思います」と製作陣への感謝も記している。

主演の舘ひろしについては「現場の中心に立って下さり『監督、楽しんでますか?』といつも優しく声をかけてくれたことが、毎日の心の支えでした」と感謝を伝えている。

さらに、「日本映画界の未来といっても過言ではない尾上眞秀くんも、素晴らしい演技でスクリーンを彩ってくれています」とキャストについて触れ、「本作公開まで是非楽しみにしていてください」と呼びかけた。

最後には「撮影地でもある、北陸地方の皆さまの一日でも早い復興を、心より願っています」と結び、地域への思いも綴った。


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【参照元】
藤井道人オフィシャルインスタグラム

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