サムライ・トランペッター黒田卓也、延期となっていたニュー・アルバムの発売が決定

ジャズ・トランペッターの黒田卓也が、ニュー・アルバム『フライ・ムーン・ダイ・スーン』を8月5日(水)にリリースすることが発表された。



2014年、USブルーノート初の日本人アーティストとして『ライジング・サン』でメジャー・デビュー。

以降ニューヨークをベースに世界的な活躍を続け、日本国内でもMISIAやJUJU、ceroとのコラボや、J-Squadの一員としてテレビ朝日系報道ステーション』のテーマ曲を担当するなど、ジャンルを自由に横断しながらキャリアアップを重ねてきた黒田。



一度5月リリースとアナウンスされたものの、新型コロナウイルスの世界的感染拡大にともない発売が延期になっていた『フライ・ムーン・ダイ・スーン』は、コンコードから発表した前作『ジグザガー』(2016年9月)から実に4年ぶりのソロ・アルバムとなるが、「絶対的な自然と人間の偉大なる卑猥さの妙」をテーマに、自らプログラミングしたビートと生演奏の融合を狙った野心作となっている。



細部の音色やテクスチャーに至るまで、黒田本人がサウンドデザインに徹底的にこだわった仕上がりになっており、トランペッターとしてだけではなく、音楽家・黒田卓也としての新境地を示す作品となりそうだ。



アルバムには、既に発表されているとおり、黒田のレギュラー・バンドのメンバー以外にも、J-Squadのメンバーや、コーリー・キング、バーニス・トラヴィス、角銅真実など、国内外の気鋭のミュージシャンがずらりと参加。



日本盤には、ソウル生まれ・東京育ちのDJ/シンガー・ソングライターYonYonと、マルチ・インストゥルメンタリスト安藤康平のソロ・プロジェクトMELRAWによる、アルバムのリード・トラック「ドゥ・ノー・ホワイ」のリワーク・ヴァージョンがボーナス・トラックとして収録される。



アルバム発売に先がけて、「ドゥ・ノー・ホワイ」と、前述のYonYonとMELRAWによるリワーク・ヴァージョンが6月24日(水)に先行配信が決定。そして、6月15日発売の雑誌「BRUTUS」には、黒田とYonYonのスペシャル対談が掲載されている。

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