
いよいよ佳境に突入したNHK連続テレビ小説『らんまん』。第25週「ムラサキカタバミ」では、主人公の万太郎(神木隆之介)たちが関東大震災の被害を受けるも、挫けずに再び前を向くという展開となった。
『らんまん』は、高知県出身の植物学者・牧野富太郎の人生をモデルとしたオリジナルストーリー。幕末から明治、そして激動の大正・昭和と混乱の時代の渦中で、愛する植物のため一途に情熱的に突き進んだ主人公・槙野万太郎とその妻・寿恵子(浜辺美波)の波乱万丈な生涯を描く。
第25週では、万太郎たちに大きな試練が訪れる展開となった。万太郎は自分の植物学を貫くために大学を辞職し、寿恵子ら家族もそんな万太郎を応援すると決める。その後、娘の千歳(遠藤さくら)と万太郎の助手の虎鉄(濱田龍臣)が結婚し、息子の虎太郎(森優理斗)も誕生。時代は大正12年へと移り変わり、万太郎の図鑑はついに完成しようとしていたが、突如として関東大震災が東京を襲った。万太郎たち家族は無事だったものの、40年かけて集めてきた標本や原稿の大半を失ってしまう。肩を落とす万太郎だったが、こんな状況でもたくましく咲いているムラサキカタバミに勇気づけられ、再び夢に向かって歩き出すことを決意。そんな万太郎の夢を叶えるべく、寿恵子は自分の店の「山桃」を売却して得た資金で、万太郎が落ち着いて仕事ができ、標本も守れるような広い土地を購入するのだった。
9月25日から放送の最終週「スエコザサ」では、寿恵子が購入した練馬の広大な土地に、槙野家は大きな屋敷を構える。しかし、寿恵子の具合が悪くなってしまい、万太郎は看病をしながら「日本全国の草花を載せた図鑑を完成させる」という彼女との約束を果たすため、日々研究に取り組む…というストーリーのようだ。
万太郎を長年支え続けてきた最愛の妻・寿恵子。図鑑完成を前にして、彼女の具合が悪くなるという展開予告に、SNSでは「すでに泣きそうです」「最後の最後まで二人一緒に楽しく暮らせますように」「万ちゃんは絶対に完成させるに違いない」「夢を叶えようよ、万太郎!」といった声があがっている。万太郎は、寿恵子に誓った図鑑完成という夢を叶えることができるのか。感動的なフィナーレが訪れることを期待したい。
【放送情報】
◆NHK連続テレビ小説『らんまん』
2023年4月3日(月)より放送開始
毎週月曜~土曜放送(土曜は1週間の振り返り)
総合:8:00~8:15/(再放送)12:45~13:00
作:長田育恵
音楽:阿部海太郎
主題歌:あいみょん「愛の花」
語り:宮崎あおい
出演:神木隆之介、浜辺美波ほか
植物監修:田中伸幸
※宮崎の「崎」は立つ崎