日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』の主演を務めるのは、来年で芸能生活30周年を迎える神木隆之介(31)だ。

「“日曜劇場の主演”というのは、表現者として多くの経験を培ってきた方が背負うものだと思っていて。

正直自分では不安というか、ちょっと弱気な部分もありました。でも、監督の塚原あゆ子さんや脚本の野木亜紀子さんとお話ししたとき、その自信あふれる目がすごく印象的で、『この人たちについていけば大丈夫だ』と、参加させていただくことを決めました」

謙虚な姿勢で語る神木だが、その言葉はあくまで自然体。だからこそ、多くの人から愛され続けてきたのだろう。その人柄は、本作の現場でも存分に発揮されている。

「気の置けない雰囲気づくりはできているかな。常に『一球入魂!』だと疲れちゃいますし、メリハリを大事にしつつ、みんなが楽しく過ごせたらいいなと思います。座長としては、予期せぬことが起きても『動かざること山のごとし』で、どんと構えていられたら。いつも『集団左遷!!』で共演した福山(雅治)さんの背中を思い出しています。クランクアップしたら、盛大にお祝いしてもらいたいです(笑)」

そんな神木は意外にも、舞台となる長崎県の地を訪れるのは、本作のロケが初めてだそう。

「お酒が飲めない体質なので、一番の楽しみはご飯です! 海鮮系は絶対おいしいですよね。それから、夕焼けがきれいなスポットにも行きたくて。実は僕、夕日を見るのが大好きなんです。

街を散策しながら、いい景色をたくさんカメラにおさめてきます!」

そして、メインとなる端島での過去パートだけでなく、現代パートにも一人二役で出演している神木。多忙な撮影スケジュールを乗り切るために、どんなリフレッシュをしているのか。

「ひたすら好きな音楽を聴くことです。最近は、YOASOBIの『UNDEAD』と『Biri-Biri』がお気に入り。Mrs.GREEN APPLEも好きで、1人でカラオケに行ってよく歌います。でも、高い声がうまく出せないんですよ。ボーカルの大森(元貴)くんとは仲よしなので、今度アドバイスしてもらいます(笑)」

日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』

TBS系、毎週日曜よる9時~。高度経済成長期の“軍艦島”こと長崎県・端島を舞台に、そこに息づく人々の群像劇を描く

(スタイリスト:吉本知嗣/ヘアメーク:MIZUHO〔Vitamins〕)

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