
現在放送中のドラマ『初恋DOGs』(TBS系)で主演を務めている清原果耶。同作では、愛を信じないクールな弁護士の主人公を演じ、注目が集まっている。
2015年度のNHK連続テレビ小説『あさが来た』で女優デビューを果たした清原。2021年度のNHK連続テレビ小説『おかえりモネ』ではヒロインに抜擢され、宮城県・気仙沼沖の島で育ち、気象予報士を目指すことになる永浦百音を瑞々しく演じた。近年では作品の主演を飾ることも多く、2024年放送のヒューマンドラマ『マイダイアリー』(ABCテレビ・テレビ朝日系)では社会人1年目の主人公・恩村優希を好演。今年公開の映画『片思い世界』でも、広瀬すず・杉咲花という実力派とトリプル主演を務めており、その存在感は年々増している印象だ。
そんな勢いに乗る清原が主演を務めているドラマ『初恋DOGs』は、清原演じる愛を信じないクールな弁護士・花村愛子と、成田凌演じる動物しか愛せないこじらせ獣医・白崎快の“愛犬”同士が恋に落ちたことをきっかけに始まるラブストーリー。ここに韓国俳優のナ・イヌ演じる訳あり韓国人御曹司のウ・ソハが加わり、三角関係に発展していくという物語だ。清原演じる愛子は、完璧主義の敏腕弁護士だが、不仲な両親を見て育ったことで恋や愛を信じなくなってしまった“こじらせ女子”のヒロインという役どころになっている。
愛子と快は実は幼い頃に出会っており、一緒に捨て犬の世話をしていたが、快の引っ越しを機に離れ離れになった過去がある。第3話では、そんな2人が当時に思いを馳せながら、改めて、「お久しぶりです」と再会を喜び合い、少し距離を縮めるシーンが描かれた。心の機微を繊細に表現した演技が光っている同作だが、清原は公式インタビューにて、自身が演じる愛子について、「彼女が愛を信じられなくなってしまった経緯がとても複雑なのですが、それがこの作品の重要な要素でもあると思うので、だからこそ丁寧に演じたい」と語っている。複雑なバックボーンを持つ愛子というキャラクターの魅力を、清原の丁寧な芝居がより引き上げていると言えそうだ。
7月22日放送の第4話は、愛子が快の動物病院を訪れるも、快が愛子のことを、「ただの犬の保護者同士」とソハに説明しているのを聞いて複雑な思いを抱いてしまう…という展開。少しずつ恋が動いていくストーリーと共に、清原ならではの繊細な演技にも注目してみてはいかがだろう。