自民党の政治資金パーティーをめぐる裏金作り疑惑の閣僚らが相次ぎ辞表を提出した。松野博一官房長官は14日午前の記者会見で、自身の辞表とともに西村康稔経済産業大臣、鈴木淳司総務大臣、宮下一郎農林水産大臣、上野通子首相補佐官から辞表を預かり、岸田文雄総理に提出したと明らかにした。


 松野官房長官はほかにも堀井学内閣府副大臣、堀井巌外務副大臣、青山周平文部科学副大臣、酒井庸行経済産業副大臣、宮澤博行防衛副大臣、佐藤啓財務大臣政務官、和田防衛大臣補佐官から、それぞれの大臣に辞表の提出があった、と述べた。佐藤啓財務大臣政務官は今年9月就任からわずか数か月での辞職となった。


 松野官房長官は「政治資金に関して様々な指摘がなされ、結果として、国民の政治に対する信頼が揺らいでおり、私自身の政治資金収支報告書についても様々指摘がなされているなか、国政に遅滞を生じさせないよう、本日、内閣官房長官の職を辞したいと岸田総理に申し上げ辞表を提出した」と語った。(編集担当:森高龍二)