岸信夫防衛大臣は20日の記者会見で沖縄県名護市辺野古の基地建設に向けた設計変更提出から1年を迎えることへの受け止めを記者団に聞かれ「沖縄県の審査手続きについてコメントするのは控えたい」としたうえで、提出した変更承認申請書に関しては「沖縄防衛局において技術検討会、環境監視等委員会の有識者の助言等を得つつ、十分な検討を行ってきたものなので、沖縄県で適切に対応いただければと考えている」と沖縄県の審査を見守る姿勢を見せた。


 一方、南西方面で中国軍が活動を活発化させていることについて、岸大臣は奄美を視察した意義などについて記者団の質問に「部隊の実情の把握、士気高く任務に務めている隊員達を激励することができた」と述べた。


また「南西の防衛体制の強化は重要な取り組みだ」とし「奄美大島に所在する部隊としては陸自部隊の空白状況を解消し、島嶼部への攻撃に対する抑止力・対処力を高めるために2019年3月に陸自の奄美駐屯地、瀬戸内分屯地を開設した。警備部隊、地対空誘導弾、地対艦誘導弾それぞれの部隊等を配置した。海自の奄美基地分遣隊は艦艇及び航空機に対する後方支援の任務に当たっている。空自の奄美大島分屯基地に所在する奄美通信隊は南西地域における警戒監視任務に不可欠な無線中継所の運用と保守を担当している。地元の隊員がしっかり汗を流していることに敬意を表したいと思うし、しっかり支えていきたい」と語った。(編集担当:森高龍二)