SKE48の現役メンバー最後の1期生松井珠理奈が、4月11日に、名古屋・日本ガイシホールにて卒業コンサートを開催した。卒業コンサートは昼、夜の2公演に分かれて、選曲や出演メンバー含め、全編松井珠理奈がプロデュース。
今回、昼公演のライブレポートが届いた。

【写真】松井珠理奈プロデュースの卒業公演、昼公演の様子【15点】

「卒業だよ!全員集合!~Let’ssing!~」と題された昼公演。

ステージ上のモニターに松井珠理奈の総選挙でのスピーチの映像が映し出された後、2018年に1位になった時の椅子に座った松井珠理奈が浮かびあがり、アカペラの歌い出しの『センチメンタルトレイン』でステージは開幕。「私の初恋はSKE48です!」と『初恋の踏切』をチームKIIとチームEメンバーで披露。

松本慈子が「チームSです。珠理奈さんが卒業してしまうのは寂しいですけど、これからのチームS楽しみにしていてください」と、松井のいないチームSメンバーで「卒業式の忘れ物」とチームに分かれて楽曲披露の後、全員で『今日までのこと、これからのこと』をパフォーマンスした。

海外からも視聴されている配信のため、「Hi,everyone! We’re」「SKE48」と挨拶し、続くブロックではユニット曲を様々なメンバーが披露。

『Glorydays』は6期生と、10期生から6名のバックダンサーで、『Dear J』は井上瑠夏がソロで、『プラスティックの唇』は野村実代がセンターを務め、人形のようなスタイルが映えるステージに、『愛しさのアクセル』では北川愛乃が見事な剣さばきを披露した。

『心のプラカード』では松井がトロッコで会場をぐるりと1周し、360度に広がる客席に向けて手を振った。メンバーがプラカードを次々に掲げ、松井が「I miss youチュー(ネズミのイラスト)」で締めると、末永桜花が『チューよりキス』をキュートにパフォーマンス。

続いて、古畑奈和山内鈴蘭谷真理佳ら歌唱力に定評あるメンバーがソロで登場。10期生の林美澪はを12歳になったばかりとは思えない堂々とした姿で『虫のバラード』を歌唱。
野島樺乃は松井が卒業ソロ曲で着たドレスで『泣きながら微笑んで』を歌い、透き通った歌声で会場を魅了した。江籠裕奈は『君は僕だ』でアイドルらしく可憐にソロコーナーのトリを飾った。

ここで、先日配信されたファンミーティングの“卒コンで聴きたい一曲大投票”で選ばれた『わるきー』を『わるじゅり』として初披露。「筋肉を触らせてよ」と歌い出すこの曲では、なんとプロレス団体「NOAH」所属のプロレスラー丸藤正道、清宮海斗、YO-HEY、稲村愛輝がステージに登場。大のプロレスファンの松井は大喜びで、投票での人気曲『ジッパー』でも松井と共に会場を沸かせた。

メンバーが松井との思い出話を語ったMCに続き、カラフルなスパンコールの衣装で登場した菅原茉椰の「まずはサイリウムを準備してください。行きますよー!」の呼びかけから『オキドキ』がスタート。『1!2!3!4!ヨロシク!』、『パレオはエメラルド』とSKE48の代表曲が続々と繰り広げられた。熊崎晴香の「SKE48の未来はずっとずっと明るいです。今という瞬間を大切にして明るい未来を作っていくぞー!」と宣言し『未来とは?』を歌うと、『前のめり』では事前にファンから募集したコールが会場に響きわたり、ステージ上のメンバーの表情も一層輝いた。

松井の「みんなと一緒に拳を突き上げましょう。少し寂しい気持ちになっちゃったけど、みんながそばにいてくれるから私は大丈夫です」と『Stand by you』を涙ぐみながら披露し、本編を締めくった。


アンコールでは松井がプロデュースしたユニット「BlackPearl」の楽曲『Changeyourworld』をライブで初披露。松井は「この曲は今立ち上がろうとか前を向こうとか思ってるみんなに向けて書いた曲です」と紹介。松井参加の最後のシングルとなった『恋落ちフラグ』に続き、「(会場では)みんなで歌えないけど、心をこめていきましょう」と『仲間の歌』ではメンバー全員がアリーナの内側を歩いて周り、客席に笑顔を振りまき昼公演は幕を閉じた。

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