10月15日から25日まで行なわれた『アンダーライブ4thシーズン』。ノンストップパフォーマンスで3rdシーズンを駆け抜けたことで、次は何を見せてくれるのか――否が応にも期待が高まっていた。
アンダーメンバーたちが見せたのは、パフォーマーからエンターテイナーへと進化した姿だった。そして、12月17、18日には『乃木坂46 アンダーライブ at 日本武道館』が待っている。 乃木坂46アンダーメンバーが4thシーズンの1曲目に選んだのは『初恋の人を今でも』。12thアンダーセンター堀未央奈が威風堂々と現れた。堀が『バレッタ』で選抜のセンターに抜擢された時、いまは盟友である星野みなみがセンターで歌ったアンダー曲だ。最小限だからこそキレイに見せることが難しい振りを踊りこなし、曲の世界を客席に届かせた。 『別れ際、もっと好きになる』で髪をかきあげて踊る川村真洋は、こちらの想像を超えてくる華麗さを見せる。ダンスパートはコンテンポラリー寄りの振りをしなやかに踊っていく。彼女たちの動きは溶け合ってひとつの有機体のようになっていた。 復活したユニット曲は全部で12パターン。『無表情』の斎藤ちはる&中田花奈のベルばら姉妹にはオリジナルのコールが飛び、『立ち直り中』の川村によるソロに鳥肌が立ち、『私、起きる』の佐々木琴子センターに衝撃を受け、中元日芽香センターの1期生『ボーダー』には貫禄を感じた。 『涙がまだ悲しみだった頃』は伊藤かりんと伊藤純奈がWセンターを張っていた。
アンダーライブ2ndシーズンで『なみころ』センター伊藤寧々は卒業したが、その魂は盟友・伊藤万理華を経て、2期生の2人の伊藤に受け継がれた。 アルバム『透明な色』からの曲もパフォーマンスされたが、なかでも眠らせておくにはもったいない名作『僕がいる場所』に、このライブを通して新しい命が吹き込まれていった。『太陽ノック』以外は表題曲を入れないという、アンダーライブの原点回帰であるとともに実験的な構成で、彼女たちは自らを進化させていく。 『あの日 僕は咄嗟に嘘をついた』と『13日の金曜日』については、正直、初日を観た時に3rdでもセンターを務めた井上小百合、斉藤優里の影がチラついてしまった。しかし、公演を重ねるうちに完全に4thメンバーのパフォーマンスになっていた。 中元は「小百合は不動の存在であるけど、そのイメージでしか見せられなかったら負けなので、任されたからには今回のライブの『咄嗟』を見せようと思った」と語っている。ツインテールを封印した中元は、歌やダンスに振り幅が出せるようになっており、“大人ひめたん”はこのライブで一際輝いているように感じた。 初日の公演で「1人じゃないことに気づいた」堀は、千秋楽で「アイドルをやっててよかった」と語った。1度はアイドルの道を閉ざそうとも思った堀だが、映画『悲しみの忘れ方』で映し出されたように髪を切って立ち上がり、仲間たちの支えによって再び走りだしたのだ。 ライブ中、たびたび口にしてきた堀と北野日奈子の仲間でありライバルであるという関係性は、他の2期生たちを刺激し、乃木坂46をセカンドステージに上げていくうえで欠かせない要素になっていきそうだ。 千秋楽のWアンコールでは斉藤優里、樋口日奈、新内眞衣、山﨑怜奈が合流して、13枚目アンダー曲『嫉妬の権利』を歌った。この13thアンダーメンバーで挑戦するのが、12月17、18日の日本武道館公演だ。
彼女たちは武道館でいったい何を見せてくれるのだろうか。昨年12月の有明コロシアムでは、全員がセンターを務めるという前代未聞のライブで熱狂空間を作りだした。超えるべきは選抜ではなく、1年前の熱狂なのだ。そのためには、さらなるパフォーマンスの向上と自由な発想による“工夫”が必要になってくるだろう。 発売中の『月刊エンタメ』1月号で中元日芽香は「『武道館のアンダーライブが一番良かった』と言ってもらいたい」と語っている。その想いは現実になるのか、彼女たちがたびたび口にしている「集大成」の正体とは?12月17、18日のライブに要注目だ。大貫真之介 アイドルとお笑いを中心に執筆。乃木坂46写真集『乃木坂派』、『EX大衆』、『TopYell』、『日経エンタテインメント』、『an an』アイドル特集号、などで乃木坂46のインタビュー記事を担当した。
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