12月5日・6日にデビュー5周年ライブとなる「さくら学院 5th Anniversary LIVE ~ for you ~」を終えて、さらに勢いを増すさくら学院。今回、卒業生のサプライズ登場に新曲発表など、トピック満載だった2日間のライブの様子を語るのは、中3の白井沙樹、中1の山出愛子と岡田 愛、小6の日髙麻鈴の4人。
カッチリしすぎるコトなく、エンタメNEXTならではのフンワリムードの中で時にボンヤリ、ほぼキャッキャウフフとしつつ聞き出してきた“5周年ライブどうだった!?”。では、どうぞお楽しみ下さい! ※取材日は12月7日です。 ——皆さん、2日間に渡るデビュー5周年ライブ、お疲れ様でした! もちろん2日間とも楽しめましたが何といっても、初日の開演早々にブッコんできた『チャイム』からの寸劇が秀逸でしたね。後のMCで2011年度の学院祭で卒業生の堀内まり菜さんと佐藤日向さん、そして菊地最愛さんと水野由結さんが演じたネタのリメイクだと判明しましたが、古参以外では何が真実なのか分からずに困惑した父兄さんも多かったハズです。 岡田 愛(以下、岡田) 失敗するフリをたくさん練習しました! 山出愛子(以下、山出) メッチャ大変そうだったね。 ——さくらデミー賞級の真に迫った演技で、周囲の父兄さんも思わず「メグ~!」「メグ~顔笑れ~!」って叫んでましたよ(笑)。 岡田 ですよね、何か申し訳なかったです……。 山出 でも、本当は間違えるコトの方が逆に大変っていうね(笑)。 ——そうですよね、コレだけ何度も披露してきた曲をあそこまで大胆に間違えるなんて、ありえないですもんね~。 岡田 そうなんですけど、最終的には自分でもどっちがどっちが分からなくなっちゃって(苦笑)。 ——確かに。最初に間違えてからドンドン崩れていく様子なんて、表情も含めてリアルそのもので。
白井沙樹(以下、白井) ね~上手いですよね!——もちろん、その後の山出さんとのFRIENDSバリの友情劇もお見事でした。学院祭でのさくらデミー賞から演技にも磨きがかかってきたのでは? 山出 本当ですか~全然ですよ!? 白井 でも、愛子もたくさん練習していたもんね。 山出 開場10分前までずっと……。 岡田&山出 (ピッタリ声を合わせて)2人で練習していました! ——カッチリ揃いましたね(笑) 一同(爆笑) ——では、改めまして2日間の感想をお願いします。 日髙麻鈴(以下、日髙) 今回は2日間とも新曲『キラメキの雫』も披露出来たし、会場で応援して下さった父兄さんとライブビューイングで観て下さった父兄さん、皆さんと“ひとつになれた”気がして、とっても嬉しくて、とっても楽しかったです♪ ——得意の英語が見事に活かされた『Song for smiling』も良かったですが、個人的には『スリープワンダー』で「わ~たし 呼~ぶぅ~声~」と扉から出てきて歌うシーンにヤラれました。 日髙 ありがとうございます!(照れ) ——山出さんはいかがでした? 山出 メグ(岡田 愛)とのお芝居も出来たし、今回のライブで新たに披露する曲も多かったんですが、中でも2011年度に一回やったきりで、さくら学院の中でも伝説的な曲だった『Let's Dance』をもう一度復活させるコトが出来たのが嬉しかったです。それに、もう一回ライブビューイングをする機会があるとは、私たちも思っていなかったので、全国の皆さんが観て下さっている中でライブできたというのが、本当に楽しかったです!——なかなか関東には遠征できない全国の父兄さんも喜んでいたハズです。ちなみに、さくら学院の全楽曲の中で1番ダンスの難易度が高いのは、やはり『Let's Dance』ですよね。 山出 そうですね、ダンス部の『もってけ!セーラーふく』もありますけど、全然コッチの方が難しいと思いますね! 岡田 私もおウチですごい練習しました。腰を落として動くフリが苦手で……ママにも何回も見てもらってアドバイスしてもらったり、お祖母ちゃんに見せたら「腰をもっと!」って言われたり(笑)。 ——日誌にも書かれていましたね。バレエをやっていたから重心を落とすフリが上手く出来ないと。
何はともあれ、実際のステージを観たら、お母さんもお祖母ちゃんも安心したんじゃないでしょうか。 岡田 (山出)愛子も言ってましたが、自分がお芝居を出来るのかなってすごい心配だったんですが、お芝居をやって……なんかもっと、愛子のことが……大好きになりました♡ ——やっぱり2人はラブラブじゃないですか!? 一同(爆笑) 山出 (照れながら必死に)ラブラブではないです!(笑) 白井 でも今日は愛子が朝から、メグをチョップしてたよね? 山出 私に「今日は忙しいから、お昼ご飯を買っておいてくれるかなぁ?」って頼んできたから、ちゃんと買っておいたのに、結局頼んだコトを忘れて自分で買ってきちゃったのでクロスチョップしました! ——なるほど。チョップって少女漫画的な”頭にポン☆”ってヤツじゃなくて、卒業生の田口(華)さん的な「両手重ねて~」のアレでしたか。とはいえ最近の日誌では、また2人で写っている写真をよく目にしますけどね。 白井 最近、またラブラブだよね~。 岡田 うん、最近ラブラブだよ♡ 白井(意地悪に微笑みながら)でも、そろそろ倦怠期がくるんじゃないの? 一同(爆笑) 山出 メグが……すごいくっついてくるのが、ちょっと……イヤなんですよねぇ~(苦笑) 白井 あ~あ、これはすでに愛子的には(倦怠期が)きてるのかもしれない……。 岡田(驚きの表情で隣りに座る山出にベッタリ抱きつきつつ)え~!? 山出 こうやってベタベタしてくるのがちょっと苦手で(苦笑) 岡田(寂しそうな表情で離れつつ)……ハイ。 白井 お互いが、相手に合わせていかないとね。——白井さんは大人だなぁ。先程のラブラブの流れになってから、山出さんが全く岡田さんと目を合わせないっていうね(笑)。まぁ、少し相手との距離感に気を付けましょうか、岡田さん。では、トーク委員長の白井さん! 白井 今回は新曲の『キラメキの雫』や『Let's Dance』だったり、今年度のメンバーでは初披露となる曲も結構あって、盛り沢山の内容だったんですよ。
なのに、学院祭よりもレッスン時間自体は少なかったので、ドタバタしちゃった所もありましたが、無事に全曲披露するコトが出来て良かったです! ——先程から話に上がっている新曲『キラメキの雫』はcAnON.さんの作詞・作曲ですよね。今月発売される「OVERTURE vol.005」のさくら学院特集で森由里子さんとcAnON.さんの対談がありまして、そこでこの曲の話もチラッと聞いていたんですが、まさに“cAnON.節”全開で、さくら学院の5周年ライブで発表されるに相応しい曲に仕上がっていました。 白井 本当にイイ曲ですよね~♪ 日髙 イイ曲ですよね~☆ 岡田 まさに名曲ですよね~♡ 山出 というか、さくら学院は名曲ばっかり! ——ソレは間違いないですね! ちなみに対談の際に、この曲の振り付けに関しては、“さくら学院の5年間の歴史の総決算”的なモノになっていると聞きました。では、歌の方はいかがでしょう。実際に歌ってみると難しかったりしますか? 白井 どうですかね~、歌割りが細かくて学年ごとに分かれているパートもあったりするので、面白い感じではあるよね? 山出 一行ずつちゃんと読んでいくと歌詞の中にも色んなニュアンスを含まれているから、色々な捉え方も出来るし、そういう部分では難しくもあり面白くもあります。 ——となると残された数少ないライブではドンドン歌ってもらい、その魅力を存分に伝えて頂きたいですね。また、今回は両日とも卒業生が登場するサプライズもありました。ビデオメッセージを送ってくれた2013年度卒業生の皆さんも元気そうでしたね。 白井 元気でしたね~。 山出 もうメッチャ元気で!(笑) ——特に杉﨑(寧々)さんは久しぶりに父兄の前に姿を現したワケですが、初代の三吉(彩花)さん松井(愛莉)さんのように、実際に登場してもらって再び一緒に歌えたら良かったですね。 白井 そうですね。でも今回は忙しくて、会場に来ることの出来なかった卒業生の方が多かったし、しょうがないですよね。
山出 でも、ねねどん(杉﨑寧々)は来てくれたよね。 岡田 あと、らうちゃん(飯田來麗)と……。 日髙 (本条)友奈埜ちゃんも!——忙しい中で、会場まで応援に駆けつけてくれた先輩もいるし、それぞれのスーパーレディーへの道を目指して顔笑りつつ、陰ながら応援していた先輩たちもいたワケで。父兄にも“さくら学院の絆”がしっかり伝わったハズです。では続いて、白井さんに今回の5周年ライブを振り返って、“現役父兄・白井沙樹”的見所を教えて頂きましょうか。 白井 お~! 結構あるんですが、まずは『Let's Dance』。これは結構今回のライブの目玉だったと思っていて。今年度のメンバーは平均年齢も低いので、正直ここまで出来ると想像していなかった方も多いと思うのですが、その中でガッツリとダンスを踊ってギャップを見せるコトが出来たのが1つ。あとメドレーで歌った『WONDERFUL JOURNEY』は自分の中では踊っていて一番楽しい曲なんですが、その大好きな曲を父兄さんと一緒にフラッグを振って楽しめたのが嬉しかったですね。なので、次回はフルバージョンでも披露したいなと思っています♪ ——そうですね、結局“らうら問題”も華麗にスルーされた形で、根本的解決はされていませんしね。是非! (職員室の先生に視線を向けつつ)でも披露する機会ってあるんですかね? 白井 披露しましょ! 山出&岡田&日髙 しましょ、しましょ!! 職員室 ……“らうら問題”の打開策があればね。 白井 だからぁ~考えたじゃないですか~! 山出 らうちゃんが来て歌うんですよ。
毎回(笑) ——1曲だけのために!? まぁ、今回の卒業生登場であるかな? とは思っていたんですが、今後に期待ということで(笑)。でも『Let's Dance』を教えに来てくれたんですよね? 厳しかったですか? 白井 ハイ! 岡田 そうですね~。 日髙 (ムチを振るうような動作をしつつ)ビシバシと! 山出 でも、そんなコトなくない? しかったと思うんだけどなぁ……。——それは、在校生時代は怖かったけど……という意味ですか? 山出 そういうワケではなく(苦笑)、転入生にとって“らうちゃん=怖い”っていうイメージがあるみたいで「気分がシャキッとするよね」とか言うんですけど……。 白井 確かに転入生はみんなそう言ってるけど、そうでもないよね。 山出 私なんかは一緒に活動していた時間が一年間あるからかもしれないんですが、メッチャ優しかったよね? 岡田 うん、1つ1つ細かく教えてくれました♡ ——今年度の転入生からしたら、結構なお姉さんになるし、ピリッとしたイメージがあるからっていうのが理由なんでしょうね。ですよね、日髙さん!? 日髙 (フンワリした感じで)は~い。 ——そんな日髙さんは、今回の5周年ライブいかがでしたか? 日髙 5周年ライブで……(何かを出すような不思議な手の動きをさせながら、深く考え込む) 白井 今回披露した曲では、私とペアになるコトが多かったよね。『未完成シルエット』の間奏のダンスもそうだし、新曲の『キラメキの雫』もね。 日髙 しーちゃんとペアになるコトがすごい多くて、『キラメキの雫』でも、目を合わせて「追い込まれそう 飲み込まれそう」って歌っている時に、繋いでいる手を“ギュッギュッ”って、ずっと握りあったり(笑) ——それは2人だけの秘密の遊びなんですか? 白井 遊びというかコミュニケーションです(笑) 岡田 それなら、ウチらもやってるよね♡ 山出 ……“たま”にやります。 岡田 “よく”だよ~!! ——なんですか、またもラブラブアピールですか? 山出 いえ、あんまアピールしたくないです(苦笑) 白井 のろけ~(笑) 山出 アピールポイントではないけど、さくらのメンバー同士で楽しむポイントを自分らで決めたりしています。 ——向かい合ってのアイコンタクトもありますよね。
白井 そうですね。さくら学院はペアだったり、メンバー同士が絡む振り付けが多いので、そこに注目して頂けるとますます楽しめるかと。——今後は“ギュッギュッ”に注目しましょう! ところで、最近の山出さんは大人しいですね。以前は、こうもっと“ガッと来るタイプ”だったような。 山出 え~そうですかぁ!? 自分では全然そんなつもりなかったんですけどね。 白井 自覚なしかぁ。 日髙 えっ、いつも愛子ちゃんってテンションがすごいんですよ!? ——となると以前のインタビュー音源をぜひ、日髙さんに聴かせたいですね。特に物理の公開授業の時なんて……。 白井 確かに昔は結構、喋ってましたよね!(笑) 山出 (結構真剣に)ホントやめて下さい! ちょっとね、あの頃はおかしかったんですよ、テンションが上がってただけで……(苦笑) 岡田 あ~あの時、愛子テンション上がってたよね。覚えてる! ——まぁ、成長期特有のそういう時期だったんですかね。 山出 大人になったんですよ! ……何だかよく分かんないけど(笑) ——では話を5周年ライブに戻しまして、今回初披露された曲って何曲でしたっけ? 白井 たくさんあるよね。 一同 (声を揃えながら)『Let's Dance』『Jump Up ~ちいさな勇気~』『スリープワンダー』『未完成シルエット』『キラメキの雫』も! 山出 なので、初披露したのは全部で5曲です。 ——その5曲の中でも、『スリープワンダー』は、昨年度に田口さんが担当していたイジワルなネコ役を誰が演じるのか!? って注目されていましたが、麻生(真彩)さんに決まって皆さん納得ですか? 岡田 ニャンニャンな感じ♡ 日髙 (手の振り付きで)ニャンニャ~ン♡ ——麻生さんが日誌でよく使うフレーズで、なぜか、日髙さんが乗っかりましたね(笑) 岡田 このネコって、ニャンニャンって感じとはちょっと違うけど、なんか真彩っぽいよね。 山出 元気なネコもおとぼけなネコも真彩は上手に演じ切るので、すごい向いてるなぁ~って思いました。 ——山出さん自身はやりたくなかったんですか? 山出 このネコって道を聞かれても教えないし、ちょっとイジワルじゃないですか? そういう……。 白井 なに、それはイメージが悪くなるからイヤってコト!? 山出 そういんじゃないから!(笑)。 一同 (爆笑) 山出 逆にそのイメージが「私に向いてるかもなぁ」って思ったけど、ネコって吊り目だし、見た目的に違うのかな~って。 岡田 垂れ目だもんね☆ ——では満場一致で納得ということですね? 一同 (またも声を揃えて)ハイッ!! ——初披露といえば、先程の白井さんの話にも出たメドレーを忘れちゃいけませんね。しかしアレは実に斬新な繋ぎでしたね。『OVERTURE』編集長が好きな『オトメゴコロ。』も「キター!!」と思ったら「えっ、終わっちゃったー!!」って(笑) 一同 (爆笑) 白井 頭の「ウォウウォウ」だけですから(笑) ――メドレーの場合って、それぞれの曲を1曲ずつ練習するんじゃなくて、全部繋がった状態で練習するんですよね? 白井 そうです。間奏部分がないから、曲の途中で息継ぎが出来なくて意外と大変なんですよね。 日髙 そう、息切れが……。 白井 あと、フォーメーション自体も連続で移動しなくちゃだったりするしね。 岡田 でも、楽しかったよね。 一同 楽しかったぁ~♪ ——この調子で白井さんが日誌に書いていた全曲披露の野望も、実現するとイイですね。 日髙 実現させた~い! 白井 メドレーだとちょっとずつですけどね、『オトメゴコロ。』とか(笑)。少しずつでも入れて、ぜひ実現させたいですね。もちろん『さくら百人一首』とかも! ――『オトメゴコロ。』方式で少しずつなら可能かもしれないですよ。 山出 イントロが流れるだけで歌わないとか(笑) ——最初の振り付けだけ踊って終わりとかね(笑)。ところで『さくら百人一首』にも振り付けって存在しているんですよね? 白井 はい! ある“らしい”です。 山出 でも(磯野)莉音ちゃんしか知らないんだよね。 白井 そうなんですよ、映像化もされてないですし。 ——必ずや卒業までに伝授してもらって、是非とも来年以降にも受け継いでいって下さい! 以上、デビュー5周年ライブ「さくら学院 5th Anniversary LIVE ~ for you ~」のフンワリ感想戦を、トーク委員長として積極的に発言し、ちょいちょい他メンバーをイジった白井。自身曰く“大人”になったことでシッカリしたトークを繰り広げた山出。その山出とのラブラブアピールをサラリとかわされ続けた岡田。不思議少女なマイペースっぷりを発揮した日髙の4人でお送りしたワケだが、皆様いかがだっただろう?  1月16日・17日の公開授業まで、毎週月曜日のLoGiRL「さくら学院の放課後!~学んdeマンデー!~」以外では、学院生活もしばしの冬休み。  それまでに、また新たな情報があれば、すぐにお届けしたいと思う次第である。 (text TOMMY/photo 会田秀人) 公開授業『新体操の授業』 【講師】東京女子体育大学新体操部 2016年1月16日(土) 1時限目 開場11:15/開演12:00 出演:白井沙樹・倉島颯良・岡崎百々子・麻生真彩 2時限目 開場14:30/開演15:15 出演:大賀咲希・黒澤美澪奈・岡田愛・藤平華乃 3時限目 開場17:45/開演18:30 出演:磯野莉音・山出愛子・日髙麻鈴・吉田爽葉香 公開授業『落語の授業』 【講師】立川志ら乃(落語家) 2016年1月17日(日) 1時限目 開場11:15/開演12:00 出演:大賀咲希・山出愛子・日髙麻鈴・吉田爽葉香 2時限目 開場14:30/開演15:15 出演:磯野莉音・岡田愛・黒澤美澪奈・麻生真彩 3時限目 開場17:45/開演18:30 出演:倉島颯良・岡崎百々子・藤平華乃 ※尚、中等部3年白井沙樹は進学模試の為、お休みとなります。 @はまぎんホールヴィアマーレ ともに詳細はさくら学院公式HP(http://www.sakuragakuin.jp)にて!
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