女優でタレントの中村静香が、4月22日に8冊目の写真集「月刊 中村静香・浸(しん)」をリリースした。昨年末に地元・関西で撮影した同作では、これまでとは異なる大人の表情を披露している。
そんな中村にグラビア業や女優業、結婚観などについて聞いた。

──グラビアデビューをして20年近く経ちます。グラビア業に対する心境の変化はありますか?

中村 昔やってきたグラビアは健康的で明るいものが多かったです。今回の写真集は、それまでとは180度違うものが出せました。この『月刊ー』の撮影では、設定やコンセプトを作り込まずに、いい意味で脱力した飾らない私を撮っていただきました。

──30代になった今、20代の頃と魅せ方の変化はありますか?

中村 公私ともにお酒を飲む頻度が圧倒的に変わりましたね。20代中盤まではもう少しふくよかで、体重のアップダウンの波が激しく、撮影があるたびに減量していました。でも年齢を経るにつれてその振り幅が落ち着いてきて、今回の撮影に関しては逆に、ほどよいプニッと感がほしくて増量しました。

──仕事に対する取り組み方はいかがでしょう? 以前と変化は?

中村 大きくは変わってはいないですね。何でもやってみないと分からないですし、経験値にしていきたいなと思っています。

──オファーがあれば、女優業でもバラエティでも何でもやりたい?

中村 「まさかこんなにお仕事が自分に来るなんて」ということも何度かあったので、人生本当に何があるか分からない。予想外のことでも楽しんでお仕事していけたらなというスタンスは変わってないですね。


──写真集発売イベント後の記者会見では『ゴッドタン』(テレビ東京)での飲み企画が転機になったとおっしゃっていました。「まさかお酒を飲む仕事で、バラエティが広がるとは思っていなかった」と。

中村 たしかにターニングポイントではありました。あのお仕事のおかげで、バラエティの話がどんどん来るようになりました。無人島サバイバルロケにも行きましたし、マラソン番組もちょっとやらせていただいて、フルマラソンも走りました。

最近の話で言いますと、Netflixの『金魚妻』もあれほど大胆な役(志村優香)を演じる想像はしていなかったんですけど、事務所の先輩の上戸彩さんがやられていた『昼顔』が大好きで、ああいう大人の濃厚な恋愛物に憧れがありました。なので『金魚妻』でああいう役を演じられてとても嬉しかったです。今後も色々挑戦してみたいです。

──最後にプライベートについてもお聞きしたいんですが、ここ最近で変化はありましたか?

中村 そろそろいい年齢になってきて「能天気でいるのはどうかな~」と自分自身思う時があります。でも、昔も今もあまり結婚願望がなくて。本当に、皆さんどういうタイミングで「結婚しよ!」となるのか、その波はいつ来るのか不思議でしょうがないです(笑)。そういうのは突然やって来るのかなと思いつつ、現実逃避している毎日です。
ただ、いつか子供はほしいので、40歳までに結婚できたらいいなと考えています。まだのらりくらいやっています(笑)。

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