(前後編の前編)
【写真7点】今作で作詞に挑戦した真洋(mahiro)撮り下ろし写真
──今回3rdシングルとなりますが、初の作詞に挑戦したそうですね。
真洋(mahiro) はい。この前出演させてもらったライブでも実感したんですが、自分のリアルな思いを歌詞にして歌えるということで気持ちががすごく入るから、歌詞に携わることができて良かったです。
──詞を書くこと自体はこれまでも個人的にされていたんですか?
真洋(mahiro) 中学生くらいの時からノートに書き留めたりはしていて、1、2回は曲にしたこともあるんです。ただ、ちゃんとリリースするのは初めてだったので、すごくいい機会になりました。
──今作はリアルな思いを歌にしたラブソング、ということですが。
真洋(mahiro) ラブソングといっても恋愛の方のラブではなくて、今までも今もずっと応援してくださっているファンの人だったり、家族だったり仲間だったり、そういう人たちに向けての私からのラブソングなんです。特定の人というより、私のことを思ってくれた全ての人に届けたい歌になっています。
──歌詞を書くことの難しさは感じましたか?
真洋(mahiro) もともとメロディが決まっていたんですが、自分がこの歌詞を使いたいと思っても、音に当てはまらなかったりするんです。「こんなに難しいんだ」という発見がありました。
──今回は特にどんなところにこだわったのでしょうか。
真洋(mahiro) 今回は歌詞に携われるということで、妄想とかではないリアルな自分、今まであまり出してこなかったような自分をファンの皆さんに見てもらいたい、と思いました。過去にどんなことがあってどういう思いをしていたのか、ファンの人もたぶんほとんど知らないと思うんです。だからこの曲で少しでも知ってもらえたらうれしいです。
──真洋(mahiro)さんが特に伝えたいのはどんなメッセージですか。
真洋(mahiro) 皆さん、いろんなこととぶつかって悩むこともいっぱいあると思うんです。私も海外で、本当にたくさんのこととぶつかって悩んで、泣いたこともありました。それでも今の私がいるのは、支えてくださった人たちがいたから。だからそんな方々への感謝の気持ちを歌にしたんです。辛いことがあったとしても、その涙はいつかきっと自分の力になるということを伝えたかったんですよね。だからといってポジティブなことばっかり言っても、うまく伝わらないんじゃないかと思って、実体験の感情も曲に込めました。
──真洋(mahiro)さんの過去の悩みには、どんなものがあったのでしょうか。
真洋(mahiro) たとえば、乃木坂46を卒業した後にはソロになってファンの皆さんに恩返しをしていきたいという思いがあったんですけれど、私が海外に行ってしまったことで、日本で今まで応援してくださったファンの皆さんを置いてけぼりにしてしまったような感覚があったんです。韓国にいながら日本での元メンバーの活躍をSNSでチェックしたりしていて「自分はファンの人に何もしてあげられていないんじゃないか」ともどかしく感じていました。ただ、自分で決めて海外に行ったんだから、自分の責任ではあるし、あの時があったから強くなれたから、いい経験ができて良かったとは思っています。
──その後、2021年に日本に戻ってソロデビューを果たされましたが、これまでのおよそ1年を振り返ってはいかがですか。
真洋(mahiro) すごく楽しかったです。ソロになったからこその新たな悩みも出てきたりはしますが、すごく成長できた1年になったかなと思います。今までグループに所属していた頃と比べて難しい部分もありますが、逆に言うと自由に表現できることも増えたので、楽しく活動できています。
【後編はこちら】真洋(mahiro)、元乃木坂46メンバーとの変わらぬ絆「次は誰が結婚するか予想しています」