【写真】透明感あふれる笑顔を見せた上坂樹里 撮り下ろし写真【6点】
──芸能界に入ろうと思ったきっかけから教えてください。
上坂 実は小さい頃は芸能界には入りたいとは考えていなかったんです。でも、ある日、母が「読んでみれば?」とファッション雑誌を買ってきてくれたことがあって。それを読んでみたら、同世代の子が綺麗な服を着て活躍する姿が輝いて見えたんです。本当に衝撃的で、その瞬間に芸能界に憧れはじめて、今所属させていただいている事務所のオーディション(「キラチャレ2017」)を受けさせていただきました。
──初めて受けたオーディションはどうでしたか?
上坂 当時、小学6年生だったので、とにかく緊張していました。二次審査のときなんて、会場でお母さんとはぐれて泣いちゃったりして(笑)。
──そして、上坂さんはオーディションでモデル部門の審査員特別賞を受賞。エイベックス・マネジメントに所属することになりました。
上坂 元々、最終審査まで進めるなんて思ってもいなかったので、とにかく嬉しくてしょうがなかったです! 芸能界という夢を与えてくれた母も一緒に泣いて喜んでくれました。いつも支えてもらっているので、母には本当に感謝しています。
──ちなみに、お母様から上坂さんはどんな性格をしていると言われますか?
上坂 家ではうるさいと言われます(笑)。子供の頃なんて、とにかくはっちゃけていて毎日のように公園に行って、走り回っては転んで帰ってきていたそうで。ただ、いつの間にか人見知りになっちゃって、第一印象は真面目で物静かそうと言われるようになりました。でも、仲良くなると抜けているところが結構あるらしくて、いい意味でギャップがあると言われます。確かに忘れ物しちゃうことが多いかも(笑)。
──そんな上坂さんは「Seventeen専属モデルオーディション」も3年連続受けるも落選。
上坂 私にとって「Seventeen」は憧れの存在でした。なので、雑誌を読み始めた頃から絶対にモデルとして出演したいという気持ちが強かったんです。何度も落ちてしまいましたが、その度に「自分の足りないところはどこだろう? もっと頑張ればきっと受かるはず!」と、プラスに捉えるようにして挑戦し続けました。
──負けず嫌いな性格なんでしょうか?
上坂 そうだと思います。誰かに負けるのが悔しいというよりも、挫折しちゃうことが悔しくて。常に自分と戦ってる感じです。
──しかし、4度目となる2021年のオーディションでついに合格を掴み取りました。
上坂 きっと、こんなに幸せなことは今後ないんじゃないかなって思うくらい夢のようで嬉しかったです。未だに合格を聞いたときの衝撃を忘れられません。本当に諦めないでよかった!
──専属モデルになったことで、憧れだった先輩モデルの方々とも会えたと思います。
上坂 尊敬する先輩方はたくさんいらっしゃるのですが、中でも私は清原果耶さんのことが読者の頃からずっと憧れでした。そんな清原さんと1度だけお会いできたことがあって、緊張している私に対して優しく話しかけてくださったんです。「私も女優を目指しているので、いつかまた清原さんとご一緒できるように頑張ります」と言ったら、「私も頑張るから一緒に頑張ろう」と返事をしてくださって。そこで改めて、私も清原さんのような素敵な女優さんになりたいと強く思いました。
──そして、上坂さんは『生理のおじさんとその娘』(NHK総合)に、主人公の娘・光橋花役として出演します。
上坂 オーディションを受けていたときから、絶対にこの役を演じたいと強く思っていたので合格したときは思わず「やったー!」と大きな声が出ちゃいました(笑)。ただ、同時にお芝居に対しての意識も強くなり、嬉しいだけじゃなくて、今回役をいただいた光橋花をしっかり演じきろうとやる気も出ました。
──現場の雰囲気はどうでしたか?
上坂 最初はずっと緊張していたんですけど、主演の原田泰造さんが色々と気遣ってくださって終始楽しい現場でした。
──原田さんのお父さんっぷりはどうでしたか?
上坂 こんなに穏やかで優しい方は初めてで、休憩時間でも私だけじゃなくてまわりのスタッフさんに気さくに声をかけていて、現場の雰囲気を和らげたりしてくださいました。それこそ、原田さんのようなお父さんがいたらいいなって思いました。でも、自慢じゃないですが、私の実父も普段から本当にいいお父さんなんです(笑)。
──ドラマの見どころはどんなところでしょうか?
上坂 ドラマに出てくるキャラクター1人ひとりの個性が強いので、登場人物全員に注目してほしいです! それにドラマのテーマ的に重い話なのかなと思う方もいらっしゃるかもしれません。でも、生理についてもとても明るくコミカル描かれているホームドラマなので身構えて観る必要も全くないですし、それこそ家族で観ていただきたいなって思います。
──最後に今後の目標を教えてください。
上坂 目標は朝ドラのヒロインになることです! その為にも色んな役を演じさせていただき、どんどん自分の中の引き出しを見つけていきたいです。
【あわせて読む】パイロットから町工場へ『舞いあがれ!』制作統括に聞く、舞の夢が変わった理由
▽『生理のおじさんとその娘』(NHK総合)
放送日時:3月24日(金)22時~