鈴木亮平主演ドラマ『下剋上球児』(TBS)が10月期の日曜劇場枠で放送される。今回、黒木華井川遥小日向文世の出演が決定した。


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『下剋上球児』は高校野球を通して、現代社会の教育や地域、家族が抱える問題やさまざまな愛を描く、ドリームヒューマンエンターテインメント。なお、今作は『下剋上球児』(カンゼン/菊地高弘 著)にインスピレーションを受け企画されたが、登場する人物・学校・団体名・あらすじはすべてフィクションとなっている。

今回、鈴木亮平が『TOKYO MER~走る緊急救命室~』以来約2年ぶり、2度目の日曜劇場主演を務めることが決定。そして、鈴木亮平演じる主人公・南雲脩司(なぐも・しゅうじ)に大きく関わる人物役で黒木華、井川遥、小日向文世の出演が明らかになった。

鈴木との共演は4度目となる黒木華。演じるのは、三重県立越山(えつざん)高校に勤める南雲の同僚教師・山住香南子(やまずみ・かなこ)。
家庭科教諭の山住は幼い頃に野球に魅せられ、「野球バカ」と揶揄されるほどの大の野球好き。あることをきっかけに南雲と共に野球部の顧問を担当することになり、得意のデータ分析や、熱心なスカウトで廃部寸前の弱小野球部を再建するために奮闘していく。

半沢直樹』(2020年)以来の日曜劇場出演となる井川が演じるのは、姉さん女房として南雲を支える妻の南雲美香(なぐも・みか)。明るくしっかり者で、野球部の顧問になることを迷う南雲の背中を押す存在である。

鈴木と初共演となる小日向が演じるのは、地元の産業を支える名家であり先祖代々の大地主・犬塚樹生(いぬづか・みきお)。野球少年の孫・翔のために出資は惜しまず、勝手にグラウンドを建設したり、対戦相手を勝手に決めたり、顧問の南雲や山住に無理難題をふっかけるなど周囲を振り回す人物だ。


夏の甲子園も盛り上がりを見せる中、来週も今作をさらに盛り上げる多彩な俳優陣の発表が予定されている。

▼黒木華 コメント
私が演じる山住は、野球がとにかく好きで突っ走ってしまうようなところがある、野球愛が強い先生です。私自身はあまり野球に詳しくないので、球児役の皆さんに教えてもらいながら楽しくやれたらと思っています。球児役の中には甲子園に出場されたメンバーもいます。元気でフレッシュで、とても素敵な方ばかりなので、球児たちのキャラクターはもちろん、チームや家族がそれぞれ成長していく姿も含め楽しんで見ていただけたらうれしいです。皆さんに前向きな熱いパワーを届けられる作品になるよう私も頑張ります。


▼井川遥 コメント
スポーツがテーマの作品は初めてです。球児を演じるキャストのメンバーに会って熱い想いや、若さのエネルギーをひしひしと感じました。ひとりひとりにドラマがあって、勇気を与えてくれる作品になるんじゃないかなと思っています。

南雲先生を演じる鈴木亮平さんはもうすでにみんなのリーダーで強い吸引力を感じています。私は南雲先生の妻、美香を演じます。年上女房で三重の漁師町で育った、からっとした快活なキャラクター。
“お母ちゃん”としてみんなを支えていける存在になりたいです。関西弁ともまた違う三重弁はイントネーションが難しいですが、方言ならではのあったかさやテンポが生まれたらいいなと思っています。

この作品は高校生たちの成長物語であり、同時にそれを取り巻く人々の人間ドラマでもあります。野球好きな方も馴染みの無かった方も楽しんでいただける作品だと思います! ぜひご期待ください!!

▼小日向文世 コメント
孫が高校の野球部で、そのおじいちゃんという設定は初めてなので、僕にとっては記念すべきおじいちゃん役ということで気合が入っています。僕の演じる犬塚はとにかく元気で、でもちょっとダメなおじいちゃんなんですけど、孫に自分の夢を託しているような感じが健気だなって思っています。でも、そのあたりを本人はあんまり悲壮感なく楽しんでいるので、そういう部分を元気に演じられたらなと思っています。


役作りは特にしていないですが、最近、朝自分の顔を見ると「じいさんだな~」と思うので、十分おじいちゃんになれていると思います(笑)。今回、鈴木さんとは初めての共演で、井川さんとは本当に十何年ぶりで、華ちゃんともまたこうして共演できて、球児たちも含めて初めての方もたくさんいるし、久しぶりに共演できる方もいたり、そういった色んな方とご一緒できるのがすごく楽しみです。

この作品は若い方から大人の方たち、そして年配の方も含めて家族で一緒に楽しめる作品になると思いますので、ぜひたくさんの方に観てもらいたいです。

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