【写真】切なくて心に響くストーリー展開に注目の『トキコイ』第5話【10点】
カンテレ・フジテレビ系の毎週火曜夜11時放送の火ドラ★イレブン『時をかけるな、恋人たち』。
『トキコイ』は、毎話、時をかけてくる恋人たちの役で登場するバラエティーに富んだゲストも見どころの一つ。第1話に登場した23世紀人の青年と令和のミュージシャンの恋を、泉澤祐希&ドラマ初出演となるシンガーソングライター吉澤嘉代子が演じ、第2話では過去に逃避行してきた教師と生徒の禁断の恋を、鳴海唯&南出凌嘉が演じ、第3話では、令和のホストに本気の恋をしてしまう23世紀のカタブツ女子とホストとの純愛を、清水くるみ&吉村界人が演じ、先週放送の第4話では、23世紀からやって来た売れないお笑い作家と令和を生きる女芸人との許されざる恋を、田村健太郎&3時のヒロイン・福田麻貴が演じた。
7日(火)放送の第5話で廻と翔が取り締まるのは、突然の事故で亡くした妻に会いたい一心で、時をかけて過去にやってきた初老の男性。亡き妻との別れに心残りがある違法タイムトラベラー・矢野健也を演じるのは今野浩喜。
健也の妻・美郷を演じるのは安藤裕子。美郷はバス事故で亡くなる運命で、悔いのある別れ方をした健也はひと目、生前の妻に会いたいと言う。しかし、過去に干渉し歴史を変えることはご法度…はたして、廻と翔、そしてパトロール隊員らは、どのようにして辻褄を合わせるのか?
『トキコイ』の中でも、特に5話は、切なくて心に響くストーリー展開で、「この回が一番好き」という出演者やスタッフも多い回。30年後の未来から事故が起きる前日の過去に、妻を思ってやってくる違法タイムトラベラーを演じる今野は、「4話までの事はよく分かりませんが(笑)、おそらくコメディーに振った脚本と演出だったのでしょう。最初の段取りで私とレギュラーの皆さんの演技が全然噛み合わないのをヒシヒシと感じました(笑)。
一方、事故に巻き込まれて命を失う妻の美郷を演じる安藤は「監督とお会いした際に“この夫婦は友達みたいにずっと仲が良かったと思うんです”と言われました。いつか心がすれ違うようになってしまっていたかもしれない。だけれど、私が思う美郷は“なんかもう、こうやって言い争うのやめようよ”って言いたかったかなと。シリアスな喧嘩はしたくなかったかなと。二人で過ごした楽しかった時をちゃんと覚えていた人なんじゃないかなと思います。ちなみに今野さんはとても大好きな役者さんで、目の前で演技を見られて嬉しかったです」とニッコリ。
また、出演する5話の見どころについて今野は「見どころまで考えて演じてないのでちょっと分からないですが(笑)、私を信用して使って下さった方々が作った物なので、面白い物になっていると信じてます!」と、らしさ全開で語り、安藤も「全部!どうでしょう? 今野さんのそんな嫌味言わなくてもという様な口のきき方でしょうか?」とオチャメにコメント。
最後に、今野から「視聴者の皆さま。衣装合わせの時からプロデューサーさんからこのドラマ全体における5話の大事さを真摯に伝えられたので結構大事な所らしいですよ。何度も見て下さい!」、安藤から「素敵な作品にお声がけ頂いて嬉しい限りです。演者皆さんの時代を超えたメークやファッションも可愛らしいです。
また、パトロール隊長の和井内秀峰を演じる石田剛太も第5話が心に響いたと言い、「『トキコイ』には心に残るセリフがあるんですけど、特に5話は良いセリフがいっぱいで。共感という意味でも良いセリフが一番あるんですよね。僕自身はパトロール隊長の和井内役で、別れさせ屋じゃないですけど、違法に時をかけてやってくる恋人たちを剥がす仕事をしていますが、5話は本当に苦しかったですね。色んな複雑な気持ちが交差して。和井内は気丈に振舞っているけど、実は妻を亡くした過去を持っている設定で…感情を表に出さないように出さないように演じました。
撮影中は、今野さん演じる老人が鬼気迫ってくるような感覚があって、“このドラマ、こんなテイストだったっけ? コメディーじゃなかったっけ?”みたいな。5話は、見てたら不意を突かれると思います。それくらいグッときますし、スタッフさんの間でも5話が好きだっていう人が多くて。それと、5話の後半で、伊藤万理華さん演じる天野がとてもいいことを言ってくれるんで、ぜひ注目してください。万理華ファン必見の5話になると思います」と見どころをアピール。
さらに、「やっぱり5話からは吉岡里帆さんの廻と瑛太さんの翔の恋も加速していって、いったん5話で、まず第1章終了みたいな、こっから第2章始まるみたいな、そんな感じだと思います。
大切な人との何気ない時間の大事さについて気付かされ、さらに廻&翔の恋も超展開も加速する注目の第5話は、7日(火)23時より放送される。
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