【写真】『あざとくて何が悪いの?』のMCとして活躍する鈴木愛理【6点】
──MC就任から約2か月が経ちましたが、収録に臨む気分はいかがでしょうか。
「まだ緊張してばかりで、オンエアされた映像を見るのも毎回『どんな出来になっているんだろう?』とドキドキなんですよ!山里さんに助けてもらってばかりですし、オンタイムで反応を見るのも勇気がいります」
──山里さんとはどのように番組を盛り上げているんでしょうか。
「山里さんとはなかなか時間も合わず、収録以外でお話する機会はまだあまりないんです。私と山里さんって星座が同じおひつじ座なので、山里さんが出演中の『Dayday.』(日本テレビ系)の星座占いを毎朝チェックしてからスタジオ入りするのがルーティーンになっています。23歳までアイドルだったので、ステージの外での経験や知識が足りていないかなと思っていて。MCやバラエティのお仕事では人よりも引き出しを多く用意しておこう、と自覚してやっています」
──バラエティへの出演も増えましたし、MCで出演の番組は『クラシックTV』(NHKEテレ)『アニソンでしょでしょ(オーイシマサヨシ×鈴木愛理のアニソン神曲カバーでしょdeショー!!)』(テレビ朝日系)についで3本目です。
「でもMCのお仕事が一番私には縁遠いなと思っていたんです。小学生からこの業界にいるのにずっと滑舌も良くないので(笑)、私のトークを楽しんでもらえるなんて想像もしませんでした。オファーをいただくたびに『私でいいの?』と驚いてばかりで、3本も並行してMC番組を持っているなんて信じられないですね。もしかして時空の歪みかな?と思ったりもします」
──しゃべりの上手さだけではない、鈴木さんの感性やスター性が支持されているのかもしれませんね。
「恐縮です……。確かに、予想していないところからチャンスが舞い込んで来ることが私の経験上何度もありました。未知の経験が、人生に大きな影響を与えてくれると学んできたので、苦手意識を持たないで試練でも楽しむようにしています。この番組でも『今どきの恋愛事情』も学んだりして楽しませてもらっています」
──『あざとくて何が悪いの?』ならではの面白さはありますか。
「等身大の私として、一番飾らないでMCをさせてもらっている番組です。人それぞれの恋愛観にも切り込んでいくので、まだ世の中の方が知らないであろう『鈴木愛理』を見せていくことができます。ラジオでは少しずつ出していたんですが、テレビでも私個人を隠していたベールを上げて行こうかなと」
──番組の中で気になった、恋愛に関するトピックは何かありますか?
「『犬系男子と猫系男子』をトークテーマにした回があったんですが(11月17日放送)、猫系男子っているんだ!とそこで知りました。私の中で、男性に犬のイメージはあっても猫のイメージがなかったんですね。オンエアされて皆さんの感想をエゴサーチしてみていたら、猫系男子って当たり前に使うワードなんだって知って。もう感覚が若い世代に追いついていないんだとも痛感しました(笑)。でも番組のおかげで学べたので、『犬系』『猫系』はプライベートでも使っています」
──トレンドを知ってすぐ日常に活かせる。やっぱり時代に敏感ですね。
「新しく知ったことはすぐに日常会話で使ってしまいますね。番組で恋愛エピソードに触れるたびに、私の中の辞書のワードが増えていく楽しさもあります。『猫系』って女の子にしか使わないようなイメージがありましたから……次は女子についてもこうやって分析してみたいですね」
──11月からは、MCに就任してから初めての番組内ドラマ『あざと連ドラ』第9弾も始まりました。
「新原泰佑さんが演じている琥太郎がまた犬系男子なんですよ(笑)。でもドラマなどで描かれるそういう犬系の男の人って、可愛い方に振りすぎてむしろ子犬なんじゃないかなと。もうちょっと行動に余裕があると言いますか、ゴールデンレトリバーくらいの包容力があった方が安心感があるかなと個人的には思いますね。こうやってどんどん分析していきたくなります」
──女性キャラクターも美大生でサブカル女子の小雪(大久保桜子)、友人のあかね(森日菜美)など、個性的な面々が登場しています。
「どの子たちも、私の周囲にはいないタイプなので気になりますね。特に小雪ちゃんが男性に見せる態度って謎めいていて、あんな子が身近にいたら私は翻弄されっぱなしかなと思いますが、それが彼女なりのあざとさなんでしょうね。ストレートに態度に出さない分、一周まわって劇中の女の子の中で彼女が一番あざといのかも」
──鈴木さんがもし『あざと連ドラ』に出演するなら、今度はどんな女性を演じてみたいですか。
「以前(2022年)演じた園田アカリの『あざとさ』は自分の芯がありすぎて人を振り回すタイプでした。もう一度できるなら、直球であざとい女の子の役もいいですね。
【後編はこちら】鈴木愛理がソロ活動で感じた責任感、「自分の本心に嘘はつかない」芸能界にもファン続々
■鈴木愛理
1994年4月12日生まれ。2002年、8歳でハロー! プロジェクト・キッズ オーディションに合格。05年に℃-uteを結成し、17年まで活動。℃-ute解散後はソロアーティストとして活動し、単独ライブのほかフェスやファッションイベントにも出演。『Ray』の専属モデルや、『オーイシマサヨシ×鈴木愛理のアニソン神曲カバーでしょdeショー!!』、『クラシックTV』のMCも務めている。
23年10月よりテレビ朝日系『あざとくて何が悪いの?』の新MCに就任。23年12月から24年2月にかけてライブツアー『鈴木愛理 LIVE PARTY No Live,No Life??!』を開催する。