【写真】「東京ブギウギ」レコーディング風景、ほか『ブギウギ』第90回場面カット【5点】
「東京ブギウギ」の楽譜を受け取ったスズ子(趣里)は、歌詞を口ずさみながら「ズキズキワクワク」というワードに注目する。そして「ドキドキじゃない、ズキズキなんだよ」という羽鳥善一(草彅剛)の一言に目を輝かせ、さっそく愛子と愛助に「心ズキズキワクワク」の一節を聞かせてみせた。
レコーディングスタジオには、山下(近藤芳正)の提案で米兵たちが集まっていた。スズ子が緊張しながら「兵隊さんらも楽しんで!」と声を掛けるも、真顔のままの米兵たち。思わずスズ子も「わろてえや」とツッコんでしまうほど気まずい空気の中、「東京ブギウギ」の演奏が始まった。
「ついに東京ブギウギが聴けるのか?」と視聴者のワクワクも高まっていたはずだが、なんとスズ子の歌声はおろか、オーケストラの音も聞かせない”サイレント”演出。「オーマイガー!」と思わずノリノリで踊りだす米兵姿だけが映し出され、視聴者はお預け状態となった。
スズ子は「東京ブギウギ」のレコード発売後、すぐにワンマンショーを行うことになり、子連れ出勤でショーの稽古に挑む。稽古場のシーンでは「東京ブギウギ~」と、あのメロディーを小粋に歌うスズ子の姿が映し出された。ところが、善一が「もっとだ、もっと行こう、もっと行けるよ」と中断してしまい、視聴者はまたもやお預けを食らったのだった。
15分間焦らしに焦らされた視聴者からは、「明日につながるお披露目に期待値爆上がりの演出」「ここにきて東京ブギウギ聴かせてくれない演出うますぎる」「音楽流さないレコーディングシーン!米兵の楽しそうな様子と歓声だけで表現するの斬新すぎる」など、「東京ブギウギ」が待ちきれないといったコメントが多く寄せられていた。
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