草彅剛が主演を務める舞台『ヴェニスの商人』の全キャストが発表された。
『ヴェニスの商人』は、深い人物描写と痛快な展開で人気を誇るウィリアム・シェイクスピアの名作。
草彅以外のキャストは8月29日よりひとりずつ発表されており、バサーニオ役で野村周平、ポーシャ役で佐久間由衣、グラシアーノ役で大鶴佐助、ネリッサ役で長井短、ジェシカ役で華優希、ロレンゾー役で小澤竜心、アントーニオ役で忍成修吾が名を連ねた。
本作は2024年12月から2025年1月に東京・京都・愛知で上演される。
舞台『ヴェニスの商人』キャストコメント
■バサーニオ役:野村周平
これまでシェイクスピア作品のお話をいただいたことは何度かあったのですが、うまくタイミングなども合わず挑戦ができず残念でした。自分も歳を重ねて、クラシックな音楽や歴史を好きになり、そのタイミングで今回のお話をいただき、今の自分の興味や気持ち的にも、是非やらせていただきたいと感じ嬉しく思いました。自分としては約2年半ぶりの舞台、そして、初のシェイクスピア作品となるのですが、シェイクスピア作品を見るのが初めての方も是非お越しいただけますと嬉しいです。
■ポーシャ役:佐久間由衣
まさか……自分がまた板の上に立たせていただく機会がもらえるとは夢にも思っていませんでした。それも森新太郎さんが演出されるシェイクスピア作品ということで、今からブルブル震えています。お話をいただいたのは、初めての舞台『てにあまる』を終え、改めて舞台人に対する敬意と、自分の未熟さを再認識していた頃のことでした。ポーシャという役と共に自分が成長できたらいいなという想い、そして素晴らしいキャストの皆様とお芝居させていただく贅沢さを胸に、足を引っ張らぬよう必死に食らいついていきたいと思います。
■グラシアーノ役:大鶴佐助
シェイクスピア、森新太郎、松岡和子、このタッグにまた参加できることを嬉しく思います。
■ネリッサ役:長井短
念願のシェイクスピア……! 遂にやらせていただけるのですね?!っと胸がいっぱいです。「いにしえ」という言葉を調べると「思い出すという行為の堆積」という説明が出てきます。自分は誰かの思い出、その地層である、などと考えながら、稽古初日が待ちきれません。よろしくお願いします!
■ジェシカ役:華優希
芝居をやっていく上で、シェイクスピア作品に出ることはひとつの夢だったので、今回挑戦できることを大変嬉しく思うと同時に、正直ドキドキしています。課題はたくさんあると思いますが、シェイクスピアの世界独自の言葉を深く噛み砕いた上で、観てくださる皆様に伝えられるように一生懸命励みたいと思います。今回ご一緒させていただく、森さんがどのように作品を作り上げていかれるのかを、近くで経験し勉強させていただけることもとても楽しみです。よろしくお願いいたします。
■ロレンゾー役:小澤竜心
有名なシェイクスピアの作品に出演することができ、とても嬉しいです。『ヴェニスの商人』は、様々な感じ方で楽しめる作品です。僕が演じるロレンゾーの恋模様がストーリーにどう影響するのかも面白いポイントだなと思います。
■アントーニオ役:忍成修吾
去年『シャイロックの子供たち』という映画に参加して、『ヴェニスの商人』が劇中で演じられていたのが印象に残っていました。それから1年、今回は自分が演じる方に回るなんて不思議なご縁を感じます。初のシェイクスピア作品で今から緊張と楽しみが入り混じった状態です。お久しぶりの森新太郎さん、そして草彅さんをはじめ魅力的な俳優陣の方々とご一緒出来ることをとても光栄に思います。古典ですが現代にも通じるものがある『ヴェニスの商人』、どうぞお楽しみに。
【ストーリー】
貸した金を返せなかったら、あんたの体から、きっかり1ポンド、切り取らせてもらおうか――――
高利貸しのシャイロック(草彅剛)は高潔な商人・アントーニオ(忍成修吾)にそう突きつける。
親友・バサーニオ(野村周平)が富豪の美女ポーシャ(佐久間由衣)に求婚する為の資金を援助したいアントーニオはシャイロックの申し出を受け入れる。
アントーニオの助けを得てバサーニオはポーシャのいるベルモントに向けて旅立つ。供の友人・グラシアーノ(大鶴佐助)がポーシャの侍女ネリッサ(長井短)と恋仲になるなど、全ては順調に運んでいた。
一方で、シャイロックの娘・ジェシカ(華優希)がバサーニオらの友人・ロレンゾー(小澤竜心)と駆け落ち。
更に、アントーニオの財産を積んだ船が海に沈んでしまう。
シャイロックは「肉1ポンド」の契約をかざし、容赦なく冷酷にアントーニオを追い詰める……。
<公演情報>
舞台『ヴェニスの商人』
脚本:ウィリアム・シェイクスピア
訳:松岡和子
演出:森新太郎
【出演】
草彅剛
野村周平 佐久間由衣 大鶴佐助 長井短 華優希 小澤竜心 忍成修吾
春海四方 大山真志 青柳塁斗 石井雅登 冨永竜 田中穂先
天野勝仁 久礼悠介
【東京公演】
2024年12月6日(金)~22日(日)
会場:日本青年館ホール
【京都公演】
日程:2024年12月26日(木)~29日(日)
会場:京都劇場
【愛知公演】
日程:2025年1月6日(月)~10日(金)
会場:御園座
公式サイト:
https://venice-stage.jp/