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関西を拠点に活動する芸歴10年目までの芸人で競われる同大会。
大阪の登竜門的な立ち位置にある大会で、2024年の決勝戦に進出したのはたくろう、ハイツ友の会、空前メテオ、バッテリィズ、ぐろう、ドーナツ・ピーナツ、ぎょうぶの7組。すでにM-1グランプリで準決勝進出経験のある組が複数揃う中で、最終決戦に進出したのが賞レースで大きな実績を残していない空前メテオとぐろうだった。
結果から言えばNSC42期生同士の同期決戦を制したのは空前メテオ。5人の審査員から3票を獲得し、ぐろうと1票差で勝利した。一見ぶっ飛んでいるような発想を漫才として落とし込む技術はさすがで、審査員の岩尾望が語った通り「ネタの入りが自然」であるため、どこか納得感もあるほど。1本目で見せた漫才は、「パティシエは魚」という衝撃的な結論を理詰めで説明していく空前メテオの魅力があふれたネタだった。
ただし、最終決戦で披露した2本目のネタは「ROUND2」で行ったものとほぼ同じ。確かに終盤のやり取りを細かくブラッシュアップして、観客をしっかりとつかんでいたが、どうせならば2本とも予選とは違うネタを持ってきたぐろうを評価したい。
ぐろうが「ROUND1」で披露したのは「高級時計は特殊詐欺」というもので、屁理屈を押し通すようなタイプのネタ。「ロレロレ(ロレックス)詐欺」などのキャッチーな言葉も用いていたが、ある種“飛んだ発想”という点では空前メテオに近いものもあった。
しかし、今回の決勝戦ではそのスタイルは大きく崩さず、マイナーチェンジをしてきた。
結果的に優勝を逃し、この変化は奏功しなかったのかもしれないが、新たなぐろうを見ることができたという点では進化を感じた。
いずれにせよ最終決戦に進出したのは芸歴4年目のコンビ。フレッシュな新風を吹かせ、改めて大阪の若手のレベルの高さを感じさせた。
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