2023年にグラビアデビューを果たすと高身長かつスレンダーなボディと愛くるしい笑顔で瞬く間に人気グラビアアイドルとなった波崎天結。早稲田大学出身という高学歴、さらに元保育士という異色の経歴でも注目を集めている彼女が、なぜグラビアの道に進むことになったのか? 2月に待望の1st写真集『あゆむすび』(ワニブックス)を発売した彼女にその軌跡を聞いた。


【写真】高身長スレンダーグラドル・波崎天結の撮りおろしカット【10点】

波崎は早稲田大学に在学中から撮影会モデルとして活動を始めるとその美女ぶりが注目を浴び、大学卒業とともに現事務所に所属。当初は一般の仕事と二足の草鞋を履いていたが、昨年5月にグラビア一本に絞った。

魅力は166センチの長身とスラリと伸びた手脚。脚の美しさから「令和の美脚クイーン」の異名を持つ。そのスタイルの良さは小学生の頃からだといい、過去にはAKB48のアイドルからも褒められたという。

「もともとお姉ちゃんがAKB48ファンで、それに影響されて私も好きになったんです。
小学3~4年生の頃にAKB48の全国握手会に行ったんですが、そこであきちゃさん(高城亜樹)から『スタイルがいいね』と言われて、えっ!と。昔から背が高くて、その頃にも150センチくらいあったんですが、スタイルがいいとは思ったことがなくて」

身長順はいつも後ろから数えた方が早かった波崎だが、幼い頃はむしろ身長が低い子への憧れを持っていた。

「この仕事を始めるまでは、なんで私の手足ってこんなに長いんだろうと思っていて。身長が小さい子が周りから『かわいいね』と言われている様子を見て、『私はこんなに背が高く、大きいからチヤホヤされないんだ。だからお母さんもかわいいって言ってくれないんだ』とずっと思っていて……。でも、この仕事をするようになって、身長が高くてよかったなって少しはプラスに思えるようになってきています」

コンプレックスは身長だけではない。
波崎によれば「優秀すぎる」タイプだという姉に対しても感じており、いつも比較してきたという。

「お姉ちゃんは友達がいっぱいいて、自分の言いたいこともはっきり言える人。国立大学にストレート、抑えで有名私立大学も受けて余裕で合格しちゃうくらい優秀ですし、いいなって思っていました。私も早稲田という経歴を見て優秀だと言ってもらえますけど、落ちたときの批判とかプレッシャーに耐えられないなと思って指定校推薦を選んだからお姉ちゃんとは違うんです」

高校時代は水泳部に所属。成績表は5段階評価で平均4.5、早稲田大学人間科学部への推薦を掴んだ。そう話を聞けば、勉強ができるタイプだと多くの人は感じるだろうが、波崎はその点については否定する。


勉強ばかりだったと語る学生時代だが、恋愛面はどうだったのか。

「モテたとかはないですね。なさすぎて、女の子が好きなんじゃ?って噂がたつくらい恋愛に興味がなかったです。高校のときに仲が良かった子が男友達の多いタイプで、その子経由で『あんたのことが好きなんだって』という話は聞いていましたけど、それだけでした」

その経歴からは真面目な印象の波崎が、なぜグラビアアイドルの道に進むことになったのか。きっかけは大好きだというサンリオのシナモロールだった。

「シナモロールが大好きだったので、2021年にサンリオピューロランド公式アイドルの『ピューロガールズ』のオーディションを受けて最終審査まで行けたんです。
コロナ禍に自分のことを考える時間ができて、勉強以外に何かやりたいなと考えたときに、オーディション中に撮影してもらえる機会があったのがすごく楽しかったことを思い出して。そこで何かないかなと調べた結果、撮影会を見つけて申し込みをしました」

こうして波崎は大学3年生から撮影会モデルになった。とはいえ、当初は服を着ての撮影だったが、その年の秋にプール撮影会に出たことで運命が変わる。

「私は私服で出たんですけど、水着の人と合同の撮影だとカメラマンはみんな水着に行っちゃうんですよ(笑)。負けず嫌いだったのもあって、それが悔しくて。もともと水泳部だったので水着に抵抗はなかったし、みんなが喜んでくれるならと水着になることにしました」

初めて臨んだ水着での撮影会。
波崎の周りを多くのカメラマンが囲んだ。ただその理由は波崎の美しさだけではなかった。

「私の水着って需要があるんだ!よかった!と思っていたんですけど、実はビキニが撮影中にずれてポロリをしちゃっていたみたいで。移動中にお客さんが『ちょっと見えてるよ』と指摘してくれものの、『いや遅いよ!』ってなりましたね(苦笑)。

おまけに初めての水着撮影で、ニップレスという存在も知らなかったので、本当に事故ポロリ。悲しいし恥ずかしかったけど、見えたものは仕方ない(笑)。
撮影後にどうすることも出来ないですからね」

水着初仕事でいきなりの大きな悲劇に見舞われたが、その後は撮影会で順調に人気も出て、やがて現在の事務所に所属することも決定。波崎はグラビアアイドルへの第一歩を踏むことになる。

(取材・文/徳重龍徳)