12月25日にニューアルバム「超絶★学園~ときめきHighレンジ!!!~」をリリースしたSUPER☆GiRLS。4期生7人が加入し新体制で迎えた2019年も終わり、2020年には結成10周年を迎える。
今回は2期生でリーダー渡邉幸愛、3期生の阿部夢梨、4期生の坂林佳奈、井上真由子、樋口なづなの5人に集まってもらい、アルバムの話から新体制で過ごしたこの1年の話、そして10周年イヤーにかける思いを聞いた。

──12月25日にSUPER☆GiRLS、約3年半ぶりのニューアルバム『超絶★学園 ~ときめきHighレンジ!!!~』が発売されました。

渡邉 ハイ、SUPER☆GiRLSは2019年に新体制になって、これが初のアルバムになるんです。第4章になってからのシングル曲やアルバムの新曲、そして全員のセンター曲を収録した盛りだくさんの作品です。

──では、それぞれ自分のセンター曲をプッシュしてください。

渡邉 私はアルバムの表題曲「ときめきHighレンジ!!!」のセンターを務めさせていただきました。ハイレンジは高音域って意味で、今、私たちはスパガ10周年に向けて上に向かってがんばっているところなんです。その高揚している感じとマッチした、疾走感のある情熱的な曲になっています。個人的には、ちゃんとセンター務めさせていただくのが約4年ぶりになのですごくうれしいです。

阿部 私がセンターを務めたのが、9月にシングルリリースさせていただいた「片想いのシンデレラ」です。誰もが経験したことのある片想いをテーマにしたかわいい曲で、振りもミュージカル風になっていたり、MVではワンカット撮影にチャレンジしたりとすごく挑戦した1曲になっています。

坂林 私のセンター曲は「情熱RUNNER」です。
もともと私が陸上部だったことから作っていただいた曲なんです。MVは雨の中の撮影だったんですが、寒いからこそ逆に燃え上がったいいものを作れたと思います。部活では長距離をやっていたんですが、MVでも思った以上に走らせていただいて気持ちよかったです(笑)。

井上 私のフィーチャー曲は、スパガ初のクリスマスソング「夜空にMerryX’mas」です。恋する女の子の気持ちが描かれたかわいい曲なんです。MVではメンバーがサンタの格好で踊ったりみんなでパーティーをしたり、私のソロカットではファンの方が彼氏気分を味わえるようなMVになっているので、ぜひ見て欲しいです。

樋口 私は「White Melody」でセンターを務めています。この曲は、私がすごく歌が好きだってことをフィーチャーしていただいた曲になってるんです。まだ私は加入して1年なので、ファンのみなさんと一緒に未来を綴っていけたらいいなって思いが詰まっています。

──ここからは、2019年を振り返って印象に残ってることを聞いていきましょう。

渡邉 2019年は、今までできなかった経験をたくさんさせていただいた1年でした。その中でも、「ナツカレ★バケーション」のMVの撮影で初めて海外に行かせていただいたことが印象に残っています。
タイのラヨーン島に行ったんですけど、とにかくみんな焦げました(笑)。日焼け止めを塗っても日差しが強すぎて焼けちゃうんですよ。石丸千賀ちゃんが一番焼けて、高校球児くらい黒くなりました(笑)。でもすごく楽しかったです。1週間があっという間でした。

──タイのエピソードはありますか。

樋口 最後の1日だけホテルを移動したんですけど、そこで不思議な現象が起こったんです。飲んでないペットボトルがどんどんへこんだり、いきなりお風呂の電気が消えたり。

坂林 私も怖い経験したんです。

全員 え??

阿部 ホテルで?

坂林 ホテルではないんですけど、朝起きて海の浅瀬をダッシュしてケータイを落としたんです。

阿部 それ、ジャンルが違うよ(笑)。

坂林 ですけど、海がきれいすぎて結局見つかったんです。


──海で失くしたケータイがよく見つかりましたね。ケータイは動いたんですか。

坂林 動きました。完全に埋まってたのに。いや~怖かった。

渡邉 このタイミングで、その話をするかなぽんが一番怖いよ(笑)。

──(笑)。あと、2019年個人的に印象深いことはありますか。

阿部 自分の中ですごく大きかったのは、加入して3年越しで、念願だった初センターを「ナツカレ★バケーション」で経験させていただいたことです。

──センターを経験した後で、自分の中で変わったことはありますか。

阿部 少し自分に自信がつきました。今までイノシシのように一直線に突き進んできたんですけど、目標に到達したときに視野が広がったんです。
成長できたかなって思いましたね。

坂林 1年間いろんな経験をさせていただいたんですけど、やっぱり初心は大事だなと思いました。オーディションの合宿のときの気持ちをすごく大切にしています。合宿では大変なことも多くて追い込まれた期間もあったんですが、それを乗り越えて自信がついたんです。加入しても覚えなきゃいけないことがたくさんあって焦りもあったんですけど、どんなことが来ても絶対に乗り越えていけるって思えたし、自信がこの1年間でさらにつきました。私、もともと何かに取り組むってことがすごく苦手で、テスト勉強も全くしなくて点数も悪かったんです。でも、やっとがんばれる場所ができたなって思えました。

──合宿のときは何が一番大変でしたか。

坂林 歌ったりダンスを覚えたり、左脳を使うことが大変でした。運動とかの右脳はめちゃ動くんですけど、左脳を使うのは久しぶりで。ほんと、合宿で左脳が開花しました。

井上 私もスパガに入って少しずつですが成長できたと思います。
責任の重さも知ったし、いろんな意見をいただいて表に出る厳しさも実感しました。一年を通じて、心身ともにすごく鍛えられたなと感じています。

樋口 私は、自分の夢がほとんど叶えられた1年だったんです。アイドルになるって大きな目標を達成できて、加入してからは、海外に行かせてもらえたり、写真集やCDのリリースもできて、しかも1年も経たずにソロライブをやらせていただけたんです。私の夢をファンのみなさんも一緒に追いかけてくださってる環境がすごい幸せだなと思いますし、夢が叶ったからこそまた大きな新しい夢もできました。

──いいことずくめですね。逆に大変なこともありましたか。

樋口 リリイベで、歌が思いっきりひっくり返ったことがあったんです。当時の私はかなりへこんでしまったんですよ。それから、不安なリリイベもあったんです。そのときに、夢梨さんが助けてくださったんです。

阿部 え、私?

樋口 慣れないことばかりで休まず必死に突っ走って時期だったんですよ。
で、歌の失敗があってめちゃ落ち込んでたら、夢梨さんが“休んでもいいんじゃない?”って言ってくださったんです。それがすごくうれしかったです。

阿部 めちゃ当たり前のこと言いましたね、私(笑)。

──大事ですよ、そういうの。言うタイミングで刺さるときあるじゃないですか。

阿部 確かにそうですね。私はあまり普段ラインとかしないタイプなんですけど、その日のなづちゃんの落ち込み具合がすごくて。こういうときは言葉が欲しいだろうなと思って、元気付けるためにラインしました。

──めちゃイケメンじゃないですか。

阿部 アハハハ(笑)。

──さて、2020年はスパガの10周年イヤーですがどんな1年にしていきたいですか。

渡邉 2020年は、結成とデビューの10周年を迎えるんです。当時の先輩はいないのですが、卒業と加入を繰り返してもやっぱりスパガはスパガなんです。先輩やみんなでつないできたグループなので、そのグループの10周年をこのメンバーで迎えられることはうれしいです。今まで作ってきてくれたものを壊さず、今のメンバーでスパガの全盛期を作りたいと思っています。スパガの勢いがあった頃は、アイドルブームと一緒の時期だったと思うんです。でも今度は、アイドルブームをもう一度起こせるくらいスパガの全盛期を作りたいなって。誰もが知っているスパガになれるくらい、アイドルの代表的な存在になれたらいいなと思っています!

▽SUPER☆GiRLS 5thアルバム
「超絶★学園~ときめきHighレンジ!!!~」
新体制第1弾シングル「コングラCHUレーション!!!!」はもちろんのこと、7月から連続リリースされたメンバー全員がそれぞれセンターを務めた楽曲11曲も収録。表題曲「ときめきHighレンジ!!!」は、リーダー渡邉幸愛がセンターを務める青春恋愛ソング。
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