──新成人になった率直な思いをお聞かせください。
江籠 成人式を迎える時ってもっと自分が大人になってるんだろうなって思っていました。もう生まれて20年も経つのかと思うと不思議な感じがしますね。自分のことを誕生日以外で、こんなに祝ってもらうことはないので、周りから「おめでとう」って言われると変な感じがしました。
菅原 1月10日に誕生日を迎えて、二十歳として成人式に出たんですが、ちゃんとした大人にならなきゃなっていうプレッシャーを感じます。今までと同じではいられないので大変だなって(笑)。でも、メンバーとご飯に行って、今まではジュースだったのがお酒飲めるようになるんだなって思うと楽しみです。
──お酒を飲めるようになったということは、古畑さんの番組(「古畑前田のえにし酒」BS日テレ)に呼ばれたりしそうですね。
江籠 私は誕生日を迎える3月下旬までは無理ですけど(笑)。
菅原 これからいろんなお酒を飲んでみたいので、ぜひ呼んでいただけたら嬉しいですね!
──昨年、SKE48は結成11周年を迎えました。それぞれどんな1年でしたか?
江籠 私はアイドルが好きだなって認識した年でしたね。
──具体的には?
江籠 今までずっと地道に続けてきたことが、結果としてしっかり残せたんです。「SKE48ゼロポジ公演2019」でMVPをいただいて、そこからファンの方の私への見方が結構変わってきたなと感じました。公演でのパフォーマンスを褒めてくださる方が多くなって、それがすごく自信につながりました。いろいろな公演に出て、歌って踊る機会も増えて、自分自身アイドルが好きだから続けて来られたんだなって再確認できた1年でした。
──菅原さんは活動を休止していた期間もありました。
菅原 去年は正直なところ、幸せな年とは言えなかったです。
──苦悩も多かったと思います。
菅原 挫折を味わった時期でもあります。でもその期間があったからこそ、もう一度頑張ろうと思えましたし、考え方も変えていかないとダメだと実感しました。いろいろと見直せる機会をいただけたのかなって思いました。
──菅原さんの活動休止にはメンバーやファンからも心配する声が上がっていました。
菅原 私自身、精神的にもっとタフで、いろんなことに対して平気だと思っていたんですよ。気にしていなかったんですけど……。
江籠 気持ちは分かります。
菅原 たぶん、周りからも私の性格的に大丈夫だろうと思われていたと思うんですけど、積もりに積もってしまったのかなって。
──休んでいる間は何をしていましたか?
菅原 髪の毛をオレンジや紫、金髪とかいろいろな色に染めたり、車の免許を取りに行ったり、アイドルとはかけ離れた生活をしていました。メンバーともほとんど連絡を取っていなかったですけど、たまにメンバーのSNSを見たりしていて、楽しそうだなって思えてきて。少しずつ気持ちの整理もできて、また頑張りたいなって思えたので、スタッフの方と話して、戻ってきました。
──では、2019年で一番印象に残っている出来事は?
江籠 「SKE48ゼロポジ公演2019」とちゅりさん(高柳明音)の卒業発表ですね。私はある時期、ちゅりさんにしか心を許していなかったので、まさかミッドナイト公演で発表するとは思っておらず(笑)。全然知らなかったので、寂しさと悲しい気持ちでいっぱいでした。でも最近、ちゅりさんの生誕祭でお手紙を書かせてもらって、自分の気持ちを素直に伝えられることが多くなりました。
菅原 私も、同期として活動してきた小畑優奈と後藤楽々の卒業には衝撃を受けました。その後は2人が抜けた穴を埋めるように、同期が頑張ってくれたので7D2(7期生&ドラフト2期生)の絆が深まったのかなって。まだほんの序の口なんですけど。
──では最後に今年の抱負をお聞かせください。
江籠 私はSKE48劇場でソロ公演をしたいです! 「SKE48ゼロポジ公演2019」でMVPをいただいてから、いつかソロ公演をしたいと思うようになりました。ちゃんと口に出して言わないと実現しないので、去年からスタッフにもファンの方にもめちゃくちゃ言っています(笑)。
菅原 2つあるんですけど、1つは7D2でオリジナルの曲をいただくことです。そしてもう1つは選抜復帰。二度の選抜落ちを経験したので、簡単じゃないのは分かっているんです。でもその壁を乗り越えられたら、後輩たちの希望にもなれると思うんです。