【写真】トキワさん『ジークアクス』コモリ少尉のコスプレカット【8点】
コスプレイヤーとして活動するトキワさんが、自身の情熱を注ぐきっかけとなったのは「コミックマーケット」だった。「同人誌を買いに『コミケ』へ行っていたんですが、初めて間近でコスプレイヤーの方々を見て感動したんです。しかも衣装を自作していると聞いて『そんなことができるんだ!』と驚いて、自分もやってみたくなったんです」と、当時の衝撃を振り返った。
その体験から“コスプレ=自作”という強いイメージを抱き、ミシンを購入。衣装作りに挑戦することとなった。「家庭科で学んだ程度の知識しかなかったので、最初は本当に大変でした(笑)。今でも試行錯誤の毎日です」と笑顔を見せる。
そんなトキワさんが今回挑戦したのは、劇場で先行上映されたアニメ『ジークアクス』に登場するコモリ少尉。1月に映画を観て以来、その世界観にどっぷりハマったそうで、「何度も劇場に足を運びましたし、舞台挨拶や『アニメジャパン』のトークイベントにも行きました」と話す。キャラクターの魅力については「髪型やアイメイクといった可愛らしいビジュアルはもちろん、軍人らしくない今どきの女の子っぽさが魅力的でした」と語る。
「ガンダム作品でコスプレするならジオン軍の制服は外せない!という憧れがありました(笑)」と語るトキワさん。その言葉どおり、キャラクターへの愛情は衣装の細部にまで表れている。
とくに注力したのはジャケット。ベースには実際の軍用ジャケットを購入し、サイズを調整。さらに「理想の緑色にするため、生地を3回染め直しました。裏地をすべて剥がして縫製ラインを設定どおりに縫い直しました」と語るように、徹底的な改造を施した。
ワンピースはジャケットの色味とのバランスを見ながら、光沢のある生地を選択。スタイルを際立たせるために高めのヒールの白ブーツを購入し、丁寧にスプレーで染色したとのこと。「細かいパーツの追加や縫い直しも行いました」と、ディテールへのこだわりも抜かりない。驚くべきは、「この衣装、制作期間はわずか1週間だったんです」との発言。集中力と技術力の高さがうかがえる。
さらに小道具にも手を抜かない。劇中に登場するタブレット端末は、ジャンク品にシルバーの合皮を貼って再現。
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