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騒動が発覚する前の6月15日放送の平均視聴率は、世帯9.3%、個人6.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。6月20日に国分が降板、同25日にTOKIOの解散が発表されたが、同29日の平均視聴率は世帯9.5%、個人6.4%とほぼ同水準だった。以降も高視聴率は続き、7月13日の放送回はバレーボール女子ネーションズリーグ中継などと重なったことで世帯8.4%、個人5.8%と若干数字を落としたが、基本的には視聴率に大きな変動は見られていない。
TOKIO解散後も城島茂と松岡昌宏の出演は継続となると発表されたが、長年番組のメインを務めてきたグループがなくなってしまったという事実と、番組で大きな役割を果たしてきた国分の降板は、本来ならば大きな痛手となるはずだった。それでも勢いが落ちるどころか、近年の同番組はTOKIOの頼もしい後輩たちが活躍しており、それが功を奏したと指摘されている。
番組の目玉企画ともいえる「DASH島」などで存在感を放っているのが、SixTONESの森本慎太郎とAぇ!groupの草間リチャード敬太だ。
森本は、番組を通じて潜水士や一級小型船舶操縦士の資格を取得。アイドルでありながらユンボの運転資格まで取り、出演を重ねるうちに頼もしすぎる存在に成長した。城島や松岡との相性もよく、まるで親子や師弟関係のようなやり取りも大きな魅力だ。SNSでは「慎太郎はDASHに必要不可欠」とまで言われている。
一方のリチャードは、当初こそ慣れない様子で頼りなさがもみられたが、積極的に力仕事に取り組むなど真摯な姿勢でめきめきと成長。国分も「リチャードは最初何もできなかったような気がするんですけど、今は本当に頼もしくて、成長したな」と絶賛しており、その真面目に頑張る姿勢は視聴者からの好感度も高い。
「DASH島」はどうしても力仕事やキツイ作業が多くなるが、2人はアラフィフとなった城島や松岡に代わる「実働部隊」として大きな戦力となっている。ある意味、最近は彼らが「DASH島」の象徴となっているといっても過言ではないほどだ。
なにわ男子の藤原丈一郎も、いまや番組に欠かせない存在だ。今年で25年目となった恒例の「米作り」企画では、参加2年目にして「種の準備」という大役を任された。6月には新企画「木造DASH」で木製の扇風機作りに挑戦するなど、さまざまな企画で番組に貢献している。城島とのコンビネーションも抜群で、7月13日の放送では「巨大食堂」企画にて、森本が釣り上げた115cmのオオカミウオを城島と共に調理した。
活躍しているのは若手ばかりではない。ベテラン格のメンバーとして番組を盛り上げているのがSUPER EIGHTの横山裕だ。名物企画「0円食堂」をはじめ、さまざまな企画に出演してきたが、経験豊富なだけあってコメントがうまく、コーナーの進行まで務めることができるのが心強い。若手と横山の組み合わせだけでも企画が成立する「まとめ力」としての存在感が際立ち、今後ますます活躍の機会が増えそうだ。
このほかにも「DASHバーガー」での活躍が印象的なtimeleszの松島聡や、明るいムードメーカーそして器用さと記憶力に優れたTravis Japanの松田元太など、番組のカラーに合ったTOKIOの後輩たちが多数いる。これだけ層が厚ければ、国分の降板やTOKIOの解散という緊急事態があっても、番組の屋台骨が揺らぐことはなさそうだ。
もちろんTOKIOの同番組における功績は大きく、国分が降板した影響も少なからずあるのは間違いないが、人気と実力を兼ね備えた後輩たちが番組を盛り上げていけば、十分にカバーできるだろう。今後、若手メンバーの稼働に比重を徐々に移していくことで新陳代謝が生まれ、長寿番組の宿命ともいえるマンネリ化を避けることもできるかもしれない。
いずれにせよ、多くの視聴者に愛されてきた『ザ!鉄腕!DASH!!』の今後は「TOKIOの後輩」たちの奮闘に懸かっているといえそうだ。
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