4月15日(水)に8thシングル『愛を知る』を発売するラストアイドル。表題曲を歌うのは、立候補制のオーディションバトルを勝ち抜いた上位18名。
そもそも番組のスタートがオーディションバトルだった彼女たちにとって原点回帰のシングルとも言える。

ラストアイドルインタビュー、3回連載の3回目となる今回は、選抜上位5名の阿部菜々実(1位)、長月翠(2位)、間島和奏(3位)、安田愛里(4位)、大森莉緒(5位)に、メンバーのみぞ知るお互いの意外な素顔を暴露してもらった。

【写真】メンバーのソロカット

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──最新シングル『愛を知る』で選抜されたメンバーは、52人いるラストアイドルファミリーの顔となりますよね。そこで今回はトップ5メンバーのキャラを改めて浮き彫りにします。テーマごとに「ファンの知らない素顔」を報告していただければ幸いです。

間島 なるほど。でも、ちょっと暴露話っぽくなっちゃうかも(笑)。

──まずは1位の阿部さんから。完全無欠のアイドル・阿部さんは、プロ意識も高くエースの風格も十分。欠点など見当たりません。そんな阿部さんの「ここだけは直してほしいポイント」は?

安田 う~ん……欠点が本当に見当たらないからなぁ。直してほしい点、何かあったっけ?

長月 私、あります! 普段の声がとにかく小さすぎる! 特に語尾が聞き取れない! そもそも菜々実ちゃんって文章でしゃべらないんですよ。
言葉を単語レベルでしか発しないんです。それなのにその単語が不明瞭だから、意思の疎通がまったくできない(笑)。

阿部 正直言うと、話すのが面倒くさいというか……(笑)。

長月 ひどいなぁ(笑)。

大森 さっき「自分に自信が持てなくなっている」とか言っていたじゃないですか(※連載2回参照)。それを聞いて、もっと自信を持ってほしいなって私は思いました。だって私からしたら女神様みたいな存在だし、すべてが完璧なんです。2期生とか2期生アンダーの中には「ななみんみたいになりたい!」と思っているメンバーもたくさんいるんですよ。

──エースの自覚を持ってほしいということですかね。次は長月さんです。長月さんは自分の意見をしっかり伝えるなど、芯の強さが際立っています。そんな長月さんの「知られざる乙女な一面」は?

安田 乙女な一面か……。
これは結構ありますよ。

間島 そうだね。逆に私たちの前では、か弱い一面ばかり見せているかも(笑)。

長月 言ってくれるね(笑)。

安田 本当に女子中の女子ですよ。世間ではサバサバしていて竹を割ったようなイメージで捉えられているのかもだけど、むしろそっちの方が私からは違和感あるくらいで。

間島 見ていると、とにかく繊細なんですよ。他人にかけられた言葉を「あれってどういう意味だったんだろう?」「私、大丈夫だったかな?」とか、ずっと気にしているんです。確かにテレビだとガツガツしているチャキチャキ娘みたいな感じだから、知らない人が楽屋での乙女な様子を見たらビックリするでしょうね。

長月 テレビだと編集でそういう場面ばかり使われるんだって(笑)。

間島 いや、でもそのギャップは素晴らしいと思います。だってテレビでは「強い女」みたいに映っているのに実際は乙女なわけだから、リアルな姿を知ったファンの人は「守ってあげたい」と思うはずですよ。


大森 急に仕事のスイッチが入るんですよ。そうすると、まるで人格が変わってくるんです。

長月 それは否定しない。仕事は男前にこなしたいっていう気持ちがありますから。

大森 プロなんだと思いますよ。そういうところは本当に尊敬できます。

──間島さんは真面目一徹で、何事も一生懸命に取り組むイメージが強いです。そんな間島さんの「トホホな一面」「おバカな一面」「グータラな一面」などがあれば教えてください。

阿部 グータラとは違うのかもだけど、いつも寝ているイメージがありますね。

長月 本当にいつも寝てる! テレビだけ観ていると、陰でめちゃくちゃ練習しているような印象を持つと思うんです。実際は楽屋に入った瞬間に速攻で寝ますからね。

大森 ぐて~っと脱力しながら横になって寝るんですよ。
本当にどこでも寝ているから、これは一種の才能だと思います。

間島 最近、自分でもヤバいと思う。昨日は18時間くらい寝たんじゃないかな。お仕事したのとお風呂に入ったのが合計6時間くらいで、それ以外はずっと寝ていましたから。お仕事がなかったら、24時間寝ていたかもしれない。正直ここまで連続して寝ると、頭が痛くなってくるんですよ。だけど寝ちゃう(笑)。

大森 自分の欲望に正直なライフスタイル(笑)。

間島 美味しいものを食べているとき、テレビを観ているとき、寝ているときが人生の幸せなんです。これじゃまるで幼稚園児ですよね。幼児退行しているのかもしれない(笑)。

──次は安田さん。
これだけの美貌を持ち、なおかつ努力家。にもかかわらず、どうしても自分に自信が持てない姿を歯がゆく感じているファンは多いはず。そんな安田さんに対して、自信がつくようなメッセージをお願いします!

長月 愛里ちゃんがオーディションバトルへの立候補を躊躇している時点で、私ははっきりと伝えたんです。「絶対に出た方がいいよ」って。これは(間島)和奏ちゃんにも同じことを言いました。この2人はなぜそんなにも自信がないのか、私からすると意味が分からない。だって冷静に考えたら、選抜に入るに決まっているじゃないですか。

安田 いや~、それはどうだろう……。

長月 仮にだけど、私が愛里ちゃんで生まれ変わったとします。これだけのビジュアルやポテンシャルがあれば何の迷いもなく立候補するし、それどころか「どうせならセンターは私にやらせてください!」のことは言いますね。

阿部 意味が分からないというのは私も同じですね。だって初期からずっと(立ち位置が)前にいるんですよ。
今回だってちゃんと4位に入っているじゃないですか。それなのにずっと自信がないと言い続けている。私からすると「へ?  なんで?」って感じ。「自信がない根拠」が分からないんですよ。

──安田さん、いかがですか? 少しは自信がつきました?

安田 いや……あの……その……貴重なご意見、ありがとうございます。

──あまり響いてなさそうですね(笑)。では最後。見た目もキャラも王道アイドルと指摘される大森さんですが、同業者から見ても「思わず真似したくなる」ような点はありますか?

安田 真似したいのは性格! 朝から元気いっぱいなんですよ。やっぱり元気に挨拶されると気持ちいいものですからね。話しかけたら、いつだって100%で「おはよう!」とか返してくれるんです。めちゃくちゃ感じがいいんですよね。たぶん小さい頃から周りに愛されて育ったんだろうなって思います。

阿部 私が気づいたのは、すごく2期生から慕われていること。みんな「大森さん! 大森さん!」と寄ってくるんです。実際、みんなと一緒にごはんに行ったり、プリクラ撮ったりもしているみたいですし。逆に私はそういうエピソードが一切ない人ですからね(笑)。大森ちゃんって完璧なのに親しみやすさもあるから、私からするとすごくうらやましいです。

大森 エヘヘ……阿部さんにそう言っていただけるなんて光栄です。

阿部 選抜されたメンバーは、すごく個性豊かだと思うんですよ。ラストアイドルにとって今回のシングルは本当に勝負所だから、みんなで力を合わせて頑張ります!

安田 ラスアイ100%、出し切ります!

(取材・文/小野田衛)

▼ラストアイドル8th Single『愛を知る』
発売日:4月15日(水)
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