(4回連載の4回目)
【写真】ビジュアルもグッと洗練されてきた豆柴の大群、メンバーのソロ撮り下ろしカット【13点】
■今だから言える『クロちゃん』との関係
プロデューサーを降格してからも、アドバイザーとしてメンバーと接し続けてきたクロちゃん。現在の5人にとってクロちゃんの存在とは?
ナオ クロちゃんのアドバイスってすごく細かいんですよ。しかも広範囲に渡っているんです。トークはもちろんだけど、歌やダンスについても突っ込んだ話をしてきますし。
──専門家でもないのにパフォーマンスについて口出しするんですか?
ハナエ ところが、それがすごく的確なんですよ。
アイカ 私は「もっとアクセントをつけて。強弱が足りない」ってダメ出しされたことがありますね。リアルな話、めちゃくちゃありがたい存在ですよ。
ハナエ あと私たちが苦手なトークに関しては、やっぱりクロちゃんってプロじゃないですか。アドバイスのレベルがすごく高いんです。よく言われるのは、もっと自分のことを利用してくれってこと。たしかにメディアの人たちってクロちゃんのことを聞きたがるから、すごくありがたいことではあるんですけど。
ナオ 最初のうち、私たちもすごくクロちゃんに遠慮していたんです。
ミユキ 実際、『水ダウ』の放送中は「相手は腐ってもプロデューサー。その態度は失礼すぎるだろ!」とか炎上していたしね(笑)。
ナオ 私たちの本音としては「新しいグループを作っていただき本当にありがとうございます」「ご期待に添えるように全力で頑張りたいと思います」ってリスペクトの気持ちが強かったんです。だけど、それだけじゃダメだって言うんですよね。もともとクロちゃんってヘイトを集める天才じゃないですか。
ハナエ そのへんはさすがにテレビの世界を知り尽くしたプロだなって(笑)。「僕が追いかけたら、ちゃんと逃げてよ。嫌そうな表情も忘れずに」とか言ってくるんです。
カエデ 以前、「カエデの手汗が染みたおにぎりが食べたいしん!」とかいうLINEが送られてきたことがあるんです。つまりそれって気持ち悪いエピソードを自分でわざわざ作ってくれているんですよね。というのもそれからちょっとして本人に会ったとき、「あのおにぎりのエピソード、テレビとかで言っちゃっていいからね」って囁かれたんです。
アイカ 言いそうだな~(笑)。
ナオ たしかにメディアの人たちって「最近、クロちゃんから受けた気持ち悪いエピソードってありますか?」とか聞きたがるんです。でも最初のうちは急にそんなこと言われても「何かあったっけ!?」ってうろたえるばかりで。
ハナエ これはある意味でクロちゃんに対する職業妨害になるのかもだけど、私たちがクロちゃんのことを普段からありがたく思っているのは本当ですから。
■目標は大きく! 豆柴の大群の『夢』
全力で走ってきたからこそ見えてきた目標がある。5人が目指すのは真のビッグアーティストだけが立つことが許される、あのステージだ。
──現在、豆柴の大群は何を目標にして頑張っているんですか?
5人 東京ドーム!
ナオ スタッフさんからも言われたことがあるんですよ。「最初のうちに大きい目標を決めるといいよ。そっちのほうが頑張れるから」って。もともと「地方をツアーで回りたい」とか夢はたくさんあったんですけど、やっぱり最終的には一番大きいステージに立ってみたいですね。
ミユキ それで神社の絵馬にも「東京ドームに立ちたい!」って書いたんです。そうしたら「メジャーデビュー4日で目標達成!?豆柴だらけの大運動会 in 東京ドーム」というリリースイベントを東京ドームでやることになって(笑)。
ナオ でも、うれしかったですね。イメージしていたかたちとはだいぶ違っていたけど、立てたのは事実ですから。言霊じゃないけど、口にしたら実際に夢が叶うこともあるってことじゃないですか。
ハナエ 幸いなことに地上波の影響力で私たちのことを知っているという人はすごく多い。でも、私たちの魅力を知っているという人はまだ少ないと思うんですよ。ここからは本当に自分たちの力が試されるはず。全力で走り抜けたいです。
▽豆柴の大群 Major 1st Album『まめジャー!』
CD盤:3,410円、初回生産限定盤:10,666円、DVD盤:5,500円、キッズ盤:2,000円
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