ソニーは8月20日、同社が展開するゲーミングブランド「INZONE」におけるオーディオ新製品として、ヘッドセット「INZONE H9 II」、有線イヤホン「INZONE E9」を発表した。両製品ともに9月5日の発売を予定する。
○INZONE H9 II
展開されてきたゲーミングヘッドセット「INZONE H9」の後継機。前モデルではノイズキャンセリング機能の品質や音質、デザインについては好評を得てきたとしつつも、マイクの品質や本体重量、操作感が直感的ではなかったとしており、PS5でのゲームプレイを主に楽しむカジュアルゲーマーには浸透したものの、PCゲーマーのコアターゲットにはリーチすることができなかったという。
そこで今回投入するINZONE H9 IIでは、先般発売されたオーディオ用ワイヤレスヘッドホンのWH-1000XM6と同じドライバを搭載して高い音質・FPSプレイに最適なサウンドを実現。本体を260gへと軽量化したことで軽くなったほか、合皮で蒸れやすかったイヤーパッドをナイロン製に改めたことで快適性を向上。ミュートボタンをわかりやすい位置に改修し、単一指向性の高性能マイクを内蔵したことで、別途マイクを用意しなくても単体で高品質なボイスチャットに役立てられるという。
○INZONE E9
INZONEブランドではワイヤレスヘッドホンを展開しており、有線でも利用可能。加えてワイヤレスイヤホンも展開してきたが、これまで有線ゲーミングイヤホンはINZONEブランドの製品ラインナップに存在していなかった。これを受けて新製品「INZONE E9」を投入する。
有線ゲーミングイヤホンは極めて大きな市場シェアを持つひとつの製品によってほとんど寡占状態にあり、ユーザーの選択肢も限られてきた。これに競合するべく市場想定価格を18,000円前後に設定し、INZONE E9では装着感・遮音性にこだわっている点が特徴で、長時間の使用でも問題なく快適に利用できるという。
ドライバーユニットはコンパクトな5mm径で、密閉ダイナミック仕様。耳の中に収まりやすい形状に設計したことで、防音ヘッドセットを用いる競技シーンでも利用できる。