6月12日に米宇宙開発企業スペースX(SpaceX)が米ナスダック市場への上場を予定しているなか、宇宙ビジネスへの注目度は一段と高まっています。そこで今回は、NISAで購入できる宇宙関連ファンドの運用成績を調査。
過去1年・3年・5年のリターンを比較すると、“オルカン”ことeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)を大きく上回る実績を残した銘柄もありました。

NISAで購入できる宇宙関連のファンド

名称に「宇宙」または「スペース」が入っている銘柄を、宇宙関連のファンドとしました。NISAで購入できるファンドとしては、下記が挙げられます。

東京海上・宇宙関連株式ファンド(為替ヘッジなし)

東京海上・宇宙関連株式ファンド(為替ヘッジあり)

SMT MIRAIndex 宇宙

ニッセイ宇宙関連グローバル株式ファンド(年2回決算型・為替ヘッジなし)

ニッセイ宇宙関連グローバル株式ファンド(年2回決算型・為替ヘッジあり)

ニッセイ宇宙関連グローバル株式ファンド(資産成長型・為替ヘッジなし)

ニッセイ宇宙関連グローバル株式ファンド(資産成長型・為替ヘッジあり)

グローバル・スペース株式ファンド(1年決算型)

グローバル・スペース株式ファンド(為替ヘッジあり・1年決算型)

グローバル・スペース株式ファンド(年2回決算型)

グローバル・スペース株式ファンド(為替ヘッジあり・年2回決算型)

航空宇宙戦略グローバルファンド

たわら ノーロード フォーカス 防衛・航空宇宙

※各数値は2026年5月29日時点
オルカンを上回るリターンを記録した”宇宙関連”ファンド

ここでは、オルカンを上回るリターンを記録したファンドのうち、3本を紹介します。いずれも、アメリカの宇宙関連企業に集中投資をしているのが特徴です。

○グローバル・スペース株式ファンド(1年決算型)

グローバル・スペース株式ファンドは4種類ありますが、こちらのファンドは為替ヘッジなし・1年決算型です。日本を含め、世界の上場企業のうち宇宙関連企業、およびその恩恵を受ける企業を投資先としています。

2026年3月の交付目論見書によると、組入れ上位銘柄はL3ハリス・テクノロジーズ、ロケット・ラボ、クラトス・ディフェンス&セキュリティなどです。トータルリターンは1年・3年でオルカンを上回りました。
○東京海上・宇宙関連株式ファンド(為替ヘッジあり)

日本を含む世界の取引所に上場されている株式などから、成長が期待される宇宙関連企業の株式等に投資を行うファンドです。為替ヘッジあり・なしの2種類ありますが、ここではヘッジありを取り上げます。

為替ヘッジありとは、為替レートの変動による影響を抑える仕組みのことです。
円高時には資産の目減りを防げますが、円安の際の為替差益は得られなくなります。

2026年4月の目論見書によると、組入れ上位銘柄はルメンタム・ホールディングス、ロケット・ラボ、パランティア・テクノロジーズなど。トータルリターンは1年・3年でオルカン超えを記録しました。
○SMT MIRAIndex 宇宙

「FactSet Global Space Economy Index」という、宇宙関連企業を集めた指数に連動する成果を目指します。この指数は、世界の宇宙関連企業の中から、売上総利益の割合が高い50銘柄で構成されています。

2026年の目論見書によると、組入れ上位銘柄はカーチス・ライト、ハウメット・エアロスペース、ウッドワードなど。業種別では資本財の割合が高く、米国の構成比率が73.9%となっています。3年のリターンでオルカンを上回りました。

安藤真一郎 あんどうしんいちろう マーケティング会社に勤務した後、フリーランスのライターに転身。 多種多様なジャンルの記事を執筆するなかで、金融リテラシーを高めることや情報発信の重要性に気づき、現在はマネー系ジャンルを中心に執筆している。 ライターとして、知識のない人でも理解しやすいよう、かみくだいた文章にすることが信条。 ファイナンシャルプランニング技能士2級、日商簿記検定2級取得。
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