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今夏の移籍市場でアントワーヌ・グリーズマンを獲得し、国内での立場をより一層強固なものにするかに見えた。しかし、開幕節のアスレティック・ビルバオ戦に敗れ、不穏な空気が流れている。

大黒柱のリオネル・メッシが離脱し、期待のグリーズマンもチームにフィットしきれていない。加えてウスマン・デンベレも5週間の離脱が発表されるなど、まさに泣きっ面に蜂だ。

『Sportskeeda』はバルセロナが再び輝きを取り戻すためにしなければいけない3つのことを特集した。今回はそれをご紹介する。

メッシ離脱バルセロナ。輝きを取りもどすためにすべき3つのこと
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バルベルデ解任

かつてのバルセロナを取り戻す1つ目のステップがエルネスト・バルベルデ監督の解任だ。彼は非常に注意深い監督だが、マネージメント面に問題を抱えている。

直近2シーズンはバルセロナをリーグ優勝に導いたバルベルデ監督だが、欧州カップ戦でのパフォーマンスである可能性がは低かった。2シーズン前のローマ戦の3-0敗戦はまぐれのように見えなくもないが、昨シーズンのアン・フィールドでの失態は、彼が高いプレッシャー下で苦労していることの証明となった。

試合に負けることと、リードしたのちに負けることは全くの別物だ。バルベルデ監督の下でのバルセロナは意欲的ではないという事実が、彼の適正に疑問を投げかけている。

メッシ離脱バルセロナ。輝きを取りもどすためにすべき3つのこと
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長期的なメッシの代役をすぐに見つける

バルセロナがメッシに過度に依存していることは、もはや秘密ではなくなった。メッシのチームと呼ぶのは誇張ではなく、彼なしでは普通のチームと化してしまう。

チーム全体に才能が行き渡っているにもかかわらず、メッシは残りの部分拍車をかける存在だった。事実、バルセロナはメッシが欠場した直近6試合で1度も勝利を収めていない。

クラブの理事会がこのような日が来るとは思っていなかったかもしれないが、メッシの長期的な代役を見つける時は今だろう。32歳を迎え、彼がここから向上するということは考えにくい

クラブが獲得を検討しているのがネイマールであろうとキリアン・ムバッペだろうと、バルセロナが欧州での挑戦を続けたいなら、メッシの長期的な代役を迅速に見つける必要がある。

メッシ離脱バルセロナ。輝きを取りもどすためにすべき3つのこと
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チームを購入するのではなく構築する

「クラブ以上のクラブ」を掲げてきたバルセロナだが、彼らはチームを構築する集団から、購入する集団に変わりつつあり、うまく機能していない。

ここ2年間は疑問の残る補強を行い、以前では考えられなかった、巨額の投資を選手獲得のために行っている。若い選手を育成する代わりに、諸外国の才能をもたらすために、多額の資金を費やしている。

チームを構築する代わりに、誰かを獲得しようとしているが、それはバルセロナのスタイルとは言えない。再び欧州での競争力を高めたいなら、2008年~2015年の間に彼らが行った方針に立ち返るべきだろう。ラ・マシアの選手たちにチャンスを与えなければいけない。

 

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