サッカーをはじめとしたスポーツをリアルタイムで出先であっても簡単に視聴できるDAZNや、安定した衛星放送のWOWWOW、スカパーなどといったスポーツの、有料放送の人気が近年急上昇している。
有料放送のサービス各社がサッカーの放映権を取り合っている状況だが、近年特に成長が目覚ましいのはDAZNで、昨シーズンからはそれまでスカパーが持っていたUEFAチャンピオンズリーグのライブ放映権を獲得するなど、中継の数では1番多いなどノリにノっている。
無料で視聴可能なサービス?
上記有料サイトの他に、無料で視聴できるサイトというものが存在する。インターネットで無料ライブ動画を探したらまとめサイトなどに出てくるが、通常の無料サイトというのは画質が悪かったりするのが難点であり、違法性の高いものが多い。
最近ジワジワと日本からも登録者が増えている人気の国内Jリーグや海外リーグを、無料で観戦できる他のサービスもこれから人気が出てきそうだ。無料で観戦できる方法があるのかと疑問に思う人もいるだろうが、実はオンラインブックメーカーで試合の放映権を取得し、実際に試合の観戦をしながらスポーツベットができるという海外のサイトがある。日本人にはまだ馴染みのないブックメーカーだが、特にイギリスをはじめとするヨーロッパ各国ではこのスポーツとベット(賭け)というのがセットで文化として根付いており、若い人から老人まで幅広い人によって楽しまれている。
近年では日本からも楽しめるサイトが出てきており、徐々に登録者数も増えているようだが、今後日本でもスポーツイベントが続き、このオンラインブックメーカーの人気は上昇しそうだ。

強まるサッカー人気
ネットリサーチ会社のマクロミルと三菱UFJリサーチ&コンサルティングの共同企画による昨年2018年のスポーツマーケティング基礎調査では、日本でのスポーツ人気度で野球とサッカーの差が縮まっている。世界での人気スポーツ1位は圧倒的にサッカーだが、日本での人気度は今まで野球の方が上回っていた。
Jリーグこそ、まだ多くのファン獲得はできていないが、昨年のサッカーW杯での活躍の影響もあってか、日本代表チームのファンは増加傾向にあるようだ。ファンの数は2017年よりも401万人増の3324万人で、日本人口の約26%という事になる。また、実際にスポーツをテレビ観戦する年代の15歳~64歳までで考えると、45%弱がサッカー日本代表のファンという計算だ。
アンケート結果として、以前よりさらにスポーツへの関心が高まっており、実際にスポーツ参加の市場も拡大しているという結論が出ている。昨年のW杯はロシア大会で、日本との時差があったにも関わらずこういった結果が出たということは、サッカー日本代表への関心が高まっているということだろう。
手軽に楽しむサッカー
サッカーのファンは年々増加傾向、また有料スポーツチャンネルの加入者数も増加傾向にあることから、今後益々加入者は増加すると言えるだろう。来年日本ではオリンピックも開催予定で、これもまた国民のスポーツへの関心を高める一因となることは間違いないはずだ。有料チャンネルに加え、恐らくオンラインブックメーカーも今後無料ストリーミングやスポーツへのベットなどの手軽さから日本でも徐々に人気が高まるのではないかと思われる。日本のサッカー市場は今後も益々盛り上がっていきそうだ。