明治安田生命J1リーグ・ヴィッセル神戸所属の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタは、今季限りで現役引退やバルセロナ復帰の可能性が取りざたされている。そんな中、同選手のもとにバルセロナからのオファーが届いたとスペイン国内で報じられている。

 スペイン紙『エル・ナシオナル』は今月はじめに、「イニエスタにはバルセロナからの復帰オファーが届いている。彼は間もなくカンプ・ノウに戻って来る」と見出しをうち、同選手の去就を特集。

 ヴィッセル神戸との契約が2023シーズン終了後までであることに触れた上で、「彼はアジアでの生活にとても満足しているが、スペインを恋しく思っていることは明らかだ。来年1月にもヴィッセル神戸との契約を更新せず、現役引退を表明するかもしれない」と綴っている。

 またバルセロナからのオファー内容については、「チャビ・エルナンデスのコーチングスタッフの一員になるという憶測もあった。しかしイニエスタはトップチームの事情を知ることを望んでいない。

ただバルセロナはすでに解決策を見つけている」とリポート。同選手に下部組織のコーチングスタッフ就任を打診したと伝えている。

 なおイニエスタは先月14日に行われたキックオフカンファレンスに出席した際、自身の今後について「未来のことよりも今に集中している。(今後については)その時が来れば決める」とコメントを残している。

 また今季はコンディション不良により、開幕から今月11日のJ1リーグ第4節・浦和レッズ戦までの全試合でベンチ外となっている。