明治安田生命J1リーグ鹿島アントラーズ所属のブラジル人MFディエゴ・ピトゥカには、ブラジル1部SCインテルナシオナル移籍の可能性が浮上。同選手が母国クラブからのオファーに前向きな姿勢だと、ブラジル国内で報じられている。

またピトゥカの移籍報道は、柴崎岳の去就にも影響を与えるかもしれない。

 SCインテルナシオナルの情報を扱うYouTubeチャンネル『Vozes do Gigante』は今月17日、SCインテルナシオナルが鹿島にピトゥカ獲得オファーを提示したと伝えていた。

 するとブラジルメディア『Somos Fanaticos』は、「ピトゥカがブラジル復帰を望んでいる。SCインテルナシオナルは現在、鹿島からの返答を待っている」と報道。今年1月に鹿島がSCインテルナシオナルからのオファーを拒否したこともあわせて伝えている。

 またブラジル1部サントス復帰の可能性については、「サントスもピトゥカの動向を注視している。

しかし財政面や編成面で彼の獲得は厳しい」と綴っている。

 ピトゥカは昨年7月にサントス復帰が噂されたものの、同選手の代理人と鹿島幹部による会談をへて残留。鹿島は契約解除金満額である400万ドル(約5億3000万円)の支払いを要求したとみられている。くわえて昨年12月にはサントスが獲得オファーを再提示も、鹿島が交渉に応じなかったと報じられている。

 一方、かつて鹿島でプレーしていた元日本代表MF柴崎岳はスペイン2部レガネスに所属。今季ここまで主力選手として活躍しているが契約延長の可能性は報じられておらず、スペイン紙『アス』は今月10日に「柴崎岳は今年6月30日に契約満了予定」と伝えている。

 なお『Somos Fanaticos』は、ピトゥカと鹿島の契約期間が2024年までだと伝えている。柴崎岳についてはカタールW杯終了後に鹿島復帰の可能性が報じられていただけに、中盤でのメンバー入れ替えがあるのか注目が集まる。