ヴィッセル神戸でMFアンドレス・イニエスタとともにプレーしていたボージャン・クルキッチ氏は、先月に現役引退。日本人選手に対する印象や、Jリーグ挑戦後の発見、日本サッカーのレベルについて語った。

 バルセロナをはじめ欧州複数クラブでのプレー経験を持つボージャン氏は、2021年8月に神戸へ加入。ただ神戸在籍時もコンディション不良により度々公式戦を欠場。2022シーズン終了後に契約満了で神戸を退団すると、今月23日に古巣バルセロナのホームスタジアムで行われたイベントにて現役引退を発表している。

 そのボージャン氏は今月、スペインのサッカーYouTubeチャンネル『ザ・ワイルド・プロジェクト』に出演。日本サッカーのレベルを聞かれると、「Jリーグのレベルは高いよ。日本人選手がテクニックの面で確かなクオリティを備えていることは知っていたんだ。

僕がヨーロッパで見てきた日本人選手はとても素晴らしかったしね」と、神戸移籍前の日本人選手に対する印象を告白。

 「Jリーグ全体での競争レベルがかなり高いということを、来日した後に初めて知ったよ。すべてのクラブが同じようなレベルで競えるんだ。(各クラブの選手たちは)フィジカル面もかなり良いし、規律正しい」と、欧州主要リーグと異なりクラブ間の戦力が拮抗しているJリーグの特徴に言及した。

 なおボージャン氏は2011年7月から2シーズンにわたりローマやミランに在籍。同時期にインテルで日本代表DF長友佑都がプレーしていた。

またストーク在籍時には元日本代表FW岡崎慎司所属のレスター・シティと対戦したほか、2017年にはマインツに在籍。日本人選手が多く活躍するブンデスリーガの舞台に立っていた。