FC東京からポルトガル1部CDサンタ・クララへ期限付き移籍中の日本代表FW田川亨介に、オランダ1部移籍の可能性が浮上している。

 田川はサガン鳥栖やFC東京をへて、昨年1月にサンタ・クララへ加入。

昨年4月にリーグ戦3試合つづけてゴールを決めるなど頭角を現すと、背番号が「27」から「9」に変更。クラブから期待を寄せられたものの、今季はここまでリーグ戦13試合の先発出場で2ゴール1アシスト。チームもリーグ戦残り2試合で最下位。2部入れ替え戦圏内の16位マリティモと勝ち点7差であり、2部降格が決まっている。

 サンタ・クララは田川の期限付き移籍期間が今年6月に満了を迎える中、2部降格もあり同選手の買い取りオプションを行使する可能性は低いとみられる。

 そんな中、オランダ移籍情報を専門サイト『トランスファーインサイドNL』は「NECナイメヘンは日本人選手の田川獲得へ動いている可能性がある」と報道。

 ナイメヘンは直近10シーズンで2部降格と1部昇格を繰り返しており、2020/21シーズン終了後に再び1部リーグに復帰。昨季は2部降格圏内の17位ヴィレムから勝ち点5差により残留すると、今季はここまで8勝14分10敗。リーグ戦2試合を残す中、1部残留を決めている。

 なおドイツの移籍専門サイト『トランスファーマルクト』によると、田川とFC東京の契約期間は来年1月までとのこと。契約期間が少なくとも半年とみられるだけに、同選手の放出によりFC東京が移籍金を得る可能性も考えられる。