元鹿島アントラーズ所属選手の日本代表FW上田綺世は、ベルギー1部サークル・ブルッヘからプレミアリーグ(イングランド1部)やブンデスリーガ(ドイツ1部)へのステップアップ移籍が噂されている。しかしここに来てポルトガル1部スポルティングCP移籍が上田をリストアップした模様。
サークルとの契約を2026年7月まで残す上田については、カルロス・アビナSD(スポーツディレクター)が先月末にフランスメディア『Get French Football News』のインタビューで「これだけのタレントは、我々のサクセスストーリーになるだろうし、すでにそうなっている。彼は間違いなく次のステップに進む準備ができている。(移籍先について)モナコの補強ポイント次第で、どこかへ行くか決まるだろう」とコメント。モナコのオーナーがサークルの経営権を保持していることもあり、同選手をモナコに放出する可能性があることを示唆していた。
しかしベルギー紙『Het Nieuwsblad』は先月末に「ベルギー国内クラブにとって、上田は届かない存在となった。彼にはブンデスリーガかプレミアリーグのクラブが関心を寄せている。数年ぶりにサークルとモナコは移籍金を計算することができる」と報道。
同選手の移籍金については「サークルは鹿島から移籍金100万ユーロ(約1億4000万円)で獲得したが、現在では移籍金350万ユーロ(約5億3000万円)と見込まれている」と伝えていた。
そんな中、ポルトガル紙『ア・ボーラ』は今月はじめに「スポルティングが上田をリストアップしている」と報道。これによると、スポルティングはポルトガル代表FWパウリーニョとポジション争い可能なストライカーの獲得を目指しており、コヴェントリー所属のスウェーデン代表FWヴィクトル・ギョケレスをトップターゲットに掲げているとのこと。
しかしギョケレスを巡る争奪戦の行方を考慮し、代替候補として上田にも関心を寄せているとのこと。
なおスポルティングは、オランダ1部AZ所属DF菅原由勢への関心も報じられている。ルベン・アモリム監督が守田を高く評価しているだけに、日本人選手3名の共闘が期待される。