元鹿島アントラーズ所属選手で、FC町田ゼルビア率いる黒田剛監督の教え子である日本代表MF柴崎岳は、2022/23シーズンまでスペイン2部レガネスでプレー。先月末にレガネスを退団したとみられているが、現地では同クラブの公式発表に注目が集まっている。

 同選手はテネリフェやヘタフェなどスペイン国内の複数クラブをへて、2020年9月からレガネスでプレー。今季はFIFAワールドカップ・カタール大会(カタールW杯)期間中をはじめ日本代表招集により一部リーグ戦でメンバー外。リーグ戦18試合で先発出場も、4月以降はスタメン出場わずか1試合だった。

 そんな柴崎は2021/22シーズンの最終戦後に、現地メディアのインタビューで「クラブとの契約をもう1年残しています」とコメントを残していた。

 またスペイン紙『アス』は先月、レガネスの補強戦略を特集した際に「柴崎ら複数選手の退団により、サラリーキャップの重要な部分が解放された。(現有戦力の引き留めや新戦力獲得に)ある程度の余裕を持たせることができるだろう」とリポート。

スペイン国内では「柴崎は退団」と複数回にわたり報じられている。

 しかしレガネスは今月9日の時点で3選手の退団しか公式発表しておらず、柴崎ら10選手の去就についてはアナウンスしていない。

 『アス』は9日に「13選手が契約満了またはレンタル移籍期間満了により、6月30日をもってレガネスとの関係を終了した。ただ13選手のうち、公式発表されているのは3選手だけだ」とリポート。「公式発表なしでサヨナラだ」とし、一部選手が自身のSNSアカウントを通じてレガネス退団を明かしている事象も紹介している。

 なお柴崎の去就については、カタールW杯終了後に鹿島復帰の可能性が報じられていた。

Jリーグの第2登録期間(ウインドー)が今月21日に開くのを前に、レガネスからの公式発表が待たれる。