鹿島アントラーズ所属のブラジル人MFディエゴ・ピトゥカは、今季限りで契約満了により退団。ブラジル1部サントスが同選手の復帰を公式発表している。

 ピトゥカには昨年からサントス復帰の可能性が取りざたされたが、鹿島によるオファー却下がブラジル国内で報じられていた。またピトゥカをはじめ複数選手のエージェント業務を手掛ける『Squadra Unique Sports』は今月4日に公式ツイッターアカウントを更新。同選手の去就について以下にように説明していた。

 「現在までディエゴ・ピトゥカ選手は鹿島アントラーズと2024年までの契約延長に合意していません。日本のクラブが違約金満額支払のみで移籍の容認をしないので、2023年末の契約を満了することになります。今後くるオファーなどを検討し、2024年のキャリアに最善の選択できるようにしていきます」

 するとサントスは20日、公式ツイッターアカウントで「ピトゥカがサントスに帰ってくる!」と、同選手の復帰を公式発表。

「ピトゥカは木曜日(20日)に我々と事前契約を結ぶ」としたほか、契約期間が4年であることも明らかにしている。

 ピトゥカは2021年1月にサントスから鹿島へ完全移籍。今季もここまでJ1リーグほぼ全試合でスタメン出場するなど、主力選手として活躍していた。

 なお鹿島は、スペイン2部レガネスを退団した日本代表MF柴崎岳の獲得に動く可能性が報じられている。今季限りでのピトゥカ退団が決まったことにより、鹿島OBである柴崎の動向により一層の注目が集まる。