鹿島アントラーズ所属のナイジェリア人FWエレケに、スペイン移籍の可能性が浮上。現地メディアが同選手のSNS投稿に注目している。

 エレケはスイス1部FCルツェルン時代に、鹿島元監督のレネ・ヴァイラー氏と共闘。欧州複数クラブをへて、昨年8月にベルギー2部KベールスホットVAから鹿島へ移籍したが、来日1年目にJ1リーグで4試合の出場にとどまると、今季は6月24日のJ1第18節・ガンバ大阪戦で20分間プレーしたのみ。今月26日に行われた筑波大学との練習試合に出場している。

 そんな中、スペインメディア『El Desmarque』は27日、エレケがスペイン3部デポルティーボ・ラ・コルーニャへ移籍する可能性があると報道。これによると、デポルティーボはFWイバン・バルベロとポジション争いが可能なストライカーを探す中、エレケが獲得候補に浮上したという。

 また同メディアはエレケのSNS投稿を紹介している。

デポルティーボのサポーターとみられる複数のスペイン人SNSユーザーがインスタグラムにエレケの画像をアップ。デポルティーボのクラブカラーである青や白の絵文字を交えながら加入を期待しているが、エレケ本人もストーリーズで引用するなど移籍を匂わせているのだ。

 日本代表MF柴崎岳の古巣であるデポルティーボは、1990年代から2000年代なかばにかけてラ・リーガ(スペイン1部)で上位争いを展開。2003/04シーズンにはUEFAチャンピオンズリーグでベスト4入りしたが、その後は低迷。2017/18シーズンに2部降格となると、2019/20シーズンのスペイン2部で19位に終わり、3部降格を余儀なくされている。