今月24日開催の明治安田J1リーグ開幕節でアルビレックス新潟と対戦するサガン鳥栖。新加入選手のブラジル人FWマルセロ・ヒアンが、横浜FC時代と比較したほか、今季への意気込みを語った。

23日、ブラジルメディア『Esporte news mundo』が同選手のコメントを伝えている。

 現在21歳のマルセロは、2022年8月に当時ブラジル2部ECバイーアから横浜FCへ完全移籍により加入。来日1年目にJ2リーグ9試合の出場で2ゴールをマークするなど、J1昇格に貢献。翌2023シーズンもJ1リーグ23試合の出場で3ゴールを挙げたが、横浜FCのJ2降格もあり鳥栖へ完全移籍した。

 日本で3シーズン目を迎えるマルセロだが、J1開幕前に母国メディアのインタビューで「鳥栖にやって来たばかりだけど、(新しい環境に)かなり適応しているよ。みんなが僕を温かく迎え入れてくれたし、長い間チームにいるような感覚があるんだ」と語るなど、早くも鳥栖に対して良い印象を抱いている模様。

 「これまで立地条件の良い横浜で生活していたが、(横浜FC時代と違って)鳥栖は内陸にある。だけど、僕にとってそのことはあまり関係ない。ピッチで鳥栖を助けるためにやって来たわけだし、それが僕の一番の目標。鳥栖はポゼッションを好むし、とてもアグレッシブなチームになるはずだよ」と前所属クラブとの違いに言及すると、『Esporte news mundo』は「マルセロはJ2へ降格した横浜FCを去り、J1残留の鳥栖へ移籍したことを肯定的に評価した」と綴っている。

 「個人としてもチームとしても、常に大きな期待を抱いている。素晴らしい試合をして、ゴールでもアシストでも、どんな形でも鳥栖の力になりたいんだ」と、新天地での意気込みを語ったマルセロ。

かつてモンテディオ山形や町田ゼルビア、FC今治でプレーしていたFWヴィニシウス・アラウージョらとのポジション争いにも注目したいところだ。