渡邊は2021シーズンから3年間にわたりFC東京でプレーした後、浦和へ完全移籍。モンテディオ山形所属時に浦和でのプレー願望を公言していただけに、移籍決定後には同選手に対する厳しい声も挙がっていた。
国立開催の一戦で、試合後にFC東京のゴール裏に行き、うつむき加減で挨拶した渡邊。古巣のファン・サポーターから拍手を浴びたほか、激励のメッセージも受け取っている。しかし、X(旧ツイッター)では「渡邊がいなくなったおかげで荒木が来てくれた。今日も存在感はほぼゼロ」と、同選手に対する揶揄が。「憧れのクラブへ移籍した選手に失礼」「渡邊に対して、その言い方はない」などと批判が相次いでいるほか、以前から当該投稿のSNSユーザーが選手本人にフォロワーされるなど、議論の対象となっている。
FC東京は2023シーズン終了後に渡邊が退団した一方で、鹿島アントラーズから荒木を期限付き移籍により獲得。その荒木は今季開幕から好調を維持する中、浦和戦で今季5ゴール目をマークした。それだけに、Xでは「昨季の渡邊は29試合4ゴール、今季の荒木は6試合5ゴール」という投稿が。両選手の比較で「渡邊は、ポストとバーに当てるのは上手かった」「渡邊は今日も決定機で決め切れずに助かった」「ゴール期待値だけ上げる人」「ポスト直撃の回数は?」といった皮肉交じりのコメントもある一方で、「鹿島から借りた選手で、なぜそこまで威張るのか?」などと比較に対する疑問の声も挙がっている。
国立開催の特別な一戦で逆転勝利を収めたFC東京。荒木の活躍が光る中、渡邊に対する心無いメッセージを巡り議論が白熱しているようだ。