ここでは、そんな第6節で活躍した選手たちをベストイレブン形式で紹介していく。

GK:川島永嗣(ジュビロ磐田)
直近3連敗と苦しむジュビロ磐田は第6節でアルビレックス新潟と対戦。2-0と今季初の無失点勝利を挙げた。互いにスコアレスの時間が長く続いたこの試合、磐田にとってこの冬補強の目玉でもあったGK川島永嗣の活躍が光った。エリア内からのシュートなど、強烈なシュートを浴びながらもゴールを許さず、攻撃面でも正確なフィードで追加点の起点となるなど攻守両面で大きな働きを見せた。
DF:谷口栄斗(東京ヴェルディ)
今季初勝利を狙う東京ヴェルディは第6節で湘南ベルマーレと対戦(2-1)。序盤にDFラインの間へパスを通され先制を許す厳しい試合展開を余儀なくされた。そんなゲームを振り出しに戻すゴールを挙げたのがDF谷口栄斗だ。セットプレーの流れの中、左サイドから上がったクロスをファーで頭に合わせて同点ゴールをマーク。終盤の逆転劇につながるゴールで勝利の立役者となった。
DF:鈴木海音(ジュビロ磐田)
アルビレックス新潟を相手に4試合ぶりの勝利を挙げた第6節のジュビロ磐田(2-0)。そんな無失点勝利の立役者となったのがDF鈴木海音だ。新潟の前方へ供給されるパスに対して簡単には前を向かせない厳しい守備で起点を作らせず、さらに反応鋭くボール奪取する場面も見せるなど大きな存在感を示した。
DF:バングーナガンデ佳史扶(FC東京)
連敗を避けたいFC東京は第6節で浦和レッズと対戦。圧巻のゴールで先制を許したが、後半立て続けのゴールで逆転勝利を収めている(2-1)。そんなゲームで、DFバングーナガンデ佳史扶が果たした役割は大きかったと言えよう。
DF:佐々木翔(サンフレッチェ広島)
首位町田ゼルビアとの上位対決に臨んだ第6節のサンフレッチェ広島。2-1と接戦を制したこのゲーム、DF佐々木翔が攻守で存在感を示した。パスカットから攻撃に加わると、2点目につながるPKを獲得。守備でも空中戦の強さを見せ続けるなど、チームとして1失点は喫したものの3試合ぶりとなる勝利に大きく貢献した。
MF:松木玖生(FC東京)
前節川崎フロンターレとの多摩川クラシコでは3-0と完敗を喫したFC東京だが、第6節は今季初の連勝を狙う浦和レッズを相手に2-1と接戦をものにして今季2勝目を挙げた。前半に先制を許す展開のなか、キャプテンMF松木玖生は多くのチャンスに絡む働きを見せた。後半頭にMF荒木遼太郎のゴールで同点とすると、左サイドからの低いクロスに松木がボレーで合わせて逆転に成功。嬉しい自身今季初ゴールはチームを勝利に導くものとなった。
MF:川村拓夢(サンフレッチェ広島)
町田ゼルビアとの上位対決に臨んだ第6節のサンフレッチェ広島(2-1)。互いに試合終了まで集中力の高さを見せた今節、攻守の切り替えの速さを象徴する存在となったのがMF川村拓夢だ。相手に対して瞬時に距離を詰めるなど出足の鋭い守備対応で町田の攻撃の芽を摘む姿を多く披露。首位を走る町田との勝ち点差を1に縮める勝利に貢献した。
MF:荒木遼太郎(FC東京)
開幕から5試合で4ゴールと好調なMF荒木遼太郎は、第6節浦和レッズ戦でも輝きを放った。前半、浦和の新戦力FWチアゴ・サンタナにハーフウェイライン付近からのロングシュートを決められ先制を許したFC東京。
FW:山見大登(東京ヴェルディ)
ゲーム終盤での被弾などで勝利が遠い東京ヴェルディ。第6節は序盤に先制を許す厳しいゲーム展開となった(対湘南ベルマーレ2-1)。そんなゲームで、途中投入されたFW山見大登は大仕事をやってのけた。後半頭から出場すると、セットプレーの流れの中から正確なクロスで同点ゴールをアシスト。さらに終盤には、連携でサイドを突破し思い切りの良いシュートで逆転ゴールもマーク。1ゴール1アシストで起用に応えクラブに16年ぶりとなるJ1での勝利をもたらした。
FW:シャハブ・ザヘディ(アビスパ福岡)
連敗脱出を狙うアビスパ福岡。第6節は片や直近2連勝と勢いのある鹿島アントラーズと対戦し、1-0と接戦を制して4試合ぶりの勝利を掴んだ。結果的にこの試合唯一となるゴールを挙げたのが、前節加入後初ゴールをマークしたFWシャハブ・ザヘディだ。後半の頭にやや下がりながら難しい体制でヘディングシュートを決め2試合連続となるゴールをマーク。これで加入後は3試合で2ゴール1アシストのザヘディ。浮上のキーマンとして次節以降も活躍が楽しみだ。