斉藤は2020シーズン終了後に横浜FCからベルギー2部ロンメルSKへ完全移籍すると、2022年夏からスパルタでプレー。昨季のオランダ1部リーグで7ゴール5アシストをマークしたほか、今季はハムストリング負傷による長期離脱がありながらも、公式戦22試合の出場で3ゴール5アシストと、シーズン後半戦は主力選手として活躍した。
ロンメルSKからスパルタへの期限付き移籍期間は今年6月までであるが、オランダメディア『RTV』は今月24日に「PSVが斉藤の獲得にむけて、最初のオファーを提示した」とリポート。フェイエノールトOBのヴィレム・ファン・ハネヘム氏も先月末、オランダ紙『AD』のコラムで「フェイエノールト、アヤックス、PSVアイントホーフェンといったオランダ国内のトップクラブが今年夏に斉藤と契約しても驚かない」と日本代表FWの能力を高く評価していた。
しかし、フェイエノールトOBのハリー・ファン・デル・ラーン氏は斉藤を評価していない模様。『RTV』が26日に伝えたところによると、同氏は「斉藤はスパルタでもう1年プレーし、もう少し成長する必要がある。それが彼のためになる」と残留を推奨。今月24日に行われたオランダ1部リーグ最終節(対ユトレヒト戦)でのプレーについて「そこまで良いとは思わない」と厳しいコメントを残したという。
なお、スパルタのヘラード・ネイカンプTD(テクニカルディレクター)は「彼にはスパルタに何年もいてもらいたい。だが、彼はいつか次のステップに進むために我々のもとにやって来た。ステップアップのタイミングは今まさに訪れるだろう。彼にはオランダ国内のみならず、国外からも多くのクラブが関心を寄せている。