ルーカスは今年1月末にサントスから清水へ期限付き移籍により加入。『Bola Vip』をはじめ複数のブラジルメディアによると、期限付き移籍期間は今年12月までであり、両クラブの契約には200万ドル(約3億1000万円)で同選手の保有権の50%取得という買い取りオプションが付いているという。
今季ここまでリーグ戦17試合のスタメン出場で4ゴールを挙げているルーカス。攻撃時の中心選手として活躍しているが、ブラジルメディア『Centraldavila』は16日に「清水はルーカスの完全獲得に興味を持っている。ノナトも獲得したが、ルーカスに関心を寄せているクラブは他にもあるため、それほど簡単なことではない」とリポート。これによると、メキシコ1部クルブ・ネカクサとケレタロがルーカスの獲得を狙っているという。
また、同メディアはサントスの意向について「ルーカスの完全移籍による放出は人件費の削減につながり、移籍ウィンドウにおける自由度が高まる。さらなる給与削減と新戦力獲得のための財源確保を目指しており、7月10日に開く移籍ウィンドウで可能な限り多くの交渉をすることに意欲的だ」とリポート。ルーカスの早期放出を強く望んでいるようだ。
なお、ブラジルメディア『UOL』は12日にノナトの清水移籍を報道。「サントスと清水の交渉はここ数日間で進んでおり、間もなく合意に達する見込みだ。清水では、元サントス所属選手のルーカスとチームメイトになる」と、ルーカス残留の可能性にも触れていた。