マンチェスター・ユナイテッド(イングランド1部)は、プレミアリーグ第36節でウェストハム・ユナイテッド(同1部)と対戦。しかし、前後半にそれぞれ失点を喫して、0-2の完敗で順位も16位に転落してしまった。


 ”ビッグ6″とは思えない低調ぶりのユナイテッドは、今夏にストライカーの補強に乗り出すとみられている。そのなかで、イギリス『スカイ・スポーツ』によれば、ユナイテッドはイプスウィッチ・タウン(イングランド1部)のU-21イングランド代表FWリアム・デラップ(21)の獲得に乗り出しているという。

 そのデラップはニューカッスル・ユナイテッド(イングランド1部)とチェルシー(同1部)も関心を示しているが、ユナイテッド移籍に前向きだという。ただ、ユナイテッドが勝ち進んでいるヨーロッパリーグ(EL)決勝戦でトッテナム・ホットスパー(イングランド1部)を撃破して来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得できるかに左右されているようだ。

 2020年9月にマンチェスター・シティ(イングランド1部)でプロキャリアをスタートさせたデラップは今季からイプスウィッチに加入。フィジカル面の強さやスピード、オフ・ザ・ボールの動きを武器にプレミアリーグ35試合に出場して12ゴール2アシストを記録している。

 しかし、デラップの活躍も虚しくイプスウィッチは1年でのチャンピオンシップ(2部)への降格が決定したことを受けて、契約解除金は3000万ポンド(約58億8,000万円)となっている模様。巻き返しを目指す来季に向けてユナイテッドは得点力不足を解決するために新たなストライカーの補強に漕ぎ着けることはできるのだろうか。
編集部おすすめ